【全県】 衆議院は9日解散し、27日の投開票に向けて事実上の選挙戦に入った。新2区は、従来の2区に東近江と近江八幡、日野、竜王を組み込んだ11市町。選挙戦は、自民前職の上野賢一郎氏(59)=5期=、維新前職の徳永久志氏(61)=1期=、立憲新人の平尾道雄氏(73)による三つ巴の構図となりそうだ。文中敬称略。(高山周治)
自民上野 組織票固めて逆風に臨む
維新徳永 政治改革の本気度を問う
立憲平尾 米原市長から国政へ転身
自民の上野は6日夜、今回から2区となる近江八幡市で初めて自公合同国政報告会を開催し、支持者ら約340人を前に、石破政権が「裏金問題」で逆風を受ける中、「三つ巴の激戦」と述べ、自公の結集を訴えた。
ステージ上には自民県議が並び、「単独で勝てる選挙区はなく、公明の支援があってこそ」などと持ち上げ、最後に公明県代表の県議とともにシュプレヒコールで気勢を上げた。
課題の一つは、拡大した選挙区での浸透だ。旧4区から衆院近畿比例に回る小寺裕雄と連携し、昨年夏からポスター掲示やあいさつ回りを徹底してきた。選挙戦では、河川改修、国道8号バイパス、名神名阪連絡道路の推進を訴える。
維新の徳永は前回の旧4区で、野党共闘で選挙戦に臨み立憲の近畿比例ブロックで復活当選。昨年夏に教育無償化を実現する会を立ち上げ、衆院解散と同時に維新に合流した。
選挙戦に向けては、「これまで疎遠だった」という長浜市を中心に、幹線道路の辻立ちやあいさつ回りに取り組んできた。
また、県議時代からあった連合の支援はなくなる。期待は、ともに維新に合流した前知事で参院議員の嘉田由紀子の知名度で、「連携して浸透させたい」。
選挙戦では「政治改革の本気度が問われる」といい、大学までの教育無償化、正社員として働きやすくなる政策、奨学金の返済免除、北陸新幹線米原ルートの再考を訴える。
米原市長から国政転身する立憲の平尾は、合併後初となる2005年3月の市長選で初当選し、現在通算4期目。
今年4月以降に市民団体や立憲から擁立の打診を受け、「伊吹山災害で責任がある」と保留していたが、先月20日、「一定のめどがついた」として立候補を表明した。
市長経験を生かしリベラルの訴えを発信する構えで、企業団体の献金の禁止、「裏金脱税」問題の真相究明と犯罪立証、国の防災省の設置などを訴える。
一方、出遅れのため知名度アップが急がれ、立憲系の地方議員らがフル回転するほか、旧2区の元衆院議員も支援。立憲と連合が合同選対を立ち上げ、市民団体も後押しする。








