国内外から37人の作家が出展「時代」をテーマに多様な世界観
【近江八幡】近江八幡市安土町慈恩寺の浄厳院で現代美術展「2024 AT ARTS EXHIBITION」が催されている。11月17日まで。
信長が創建したと伝わる歴史深い寺院を会場に寺院の荘厳な空間と仏教建築を活かした美術展として開催。5回目の今回は「時代」をテーマに国内外の現代美術家37人の作品を本堂、庫裏、書院、釈迦堂、楼門など、重要文化財を含む9つの建物に展示している。
海外作家は、ウクライナ、スペイン、ドイツ、ポーランドの7人。美術展を前に同寺に滞在して作品を制作する「レジデンス」に参加し、滞在中に完成させた作品を出展している。
このうち、戦争が続くウクライナから3年続けて来日したルイーザさん(25)は、安土の自然風景の油絵を、また、ドイツのトーマスさん(56)は、代々受け継がれる安土の民家を訪問し、家に対する日本の伝統文化を映像にした作品、サーカスのパフォーマーでもあるスペインのニコさん(53)は、漢字と指の動きや組み手の形を表現し、掛け軸や障子に描いた絵など、ユニークな作品が並んでいる。
会場では、次の関連イベントも行われる。
【2日】午後2時から「落語」と「生きづらさ」をテーマにした座談会
【3日】午後2時から「舞踏&ライブ音楽」
【4日】聞くだけでも楽しめる語り劇団の「演劇」
【9日、10日】裏千家の「お茶会」
【16日】中国琵琶のコンサート
【17日】ジャズコンサート
入場パスポート(入場回数無制限)一般1500円、学生1300円、中学生以下無料。
主催者のAT ARTS代表で現代美術作家の西村暢喜さんは「コロナ禍以降、これまでの経済中心とは全く違う時代に入りました。アートを中心に世の中を見てみると違う世界が見えてきます。アーティストが時代を飾っていくようにならないといけないではないかという意味で時代というテーマになっています。多様な作品が多数出展され、個々の作品からそれぞれの世界観の違いと大きさを知っていただければうれしい。障がいのある方も楽しめるようボーダレスにも取り組んでいます」と話している。







