安土城考古博物館展示リニューアルクラウドファンディング実施中
【県】 県は「『幻の安土城』復元プロジェクト」の一環として実施している県立安土城考古博物館(近江八幡市安土町下豊浦)を安土城情報発信の中枢拠点とするための第一期展示リニューアルへ支援を募るクラウドファンディングを今月6日から開始した。
安土城は1576年に建設が始まり、3年後の1579年に天主が完成。外観五重、内部は地下一階から地上六階まであり、荘厳なたたずまいだったとされるが、本能寺の変に伴う動乱により天主をはじめとする主郭部が焼失、築後わずか7年で消滅したことから謎が多く、「幻の城」とも称されている。
県では、安土城の実像を解明し、目に見える形にすることで安土城の価値・魅力を再発見し、県と地域の盛り上がりにつなげることを目的に、2019年度から同プロジェクトを進めている。
今年5月から開始した同博物館の第一期展示リニューアルでは、安土城の最新調査結果をもとに、築城当時の姿を高精細なCGで再現することを目的とし、ストーリー性のある映像で安土城の謎に迫る展示を予定している。
具体的には、展示室内に安土城天主と同じ八角形のシアターを新設、世界的にも珍しい五面の多面スクリーンに織田信長が巡察師ヴァリニヤーノと対話しながら天下人への歩みや安土選定の理由、安土城築城の意義を語る「織田信長と安土城~宣教師ヴァリニヤーノが見た天下人の城」や天主復元研究をはじめとする安土城調査研究の最新状況についてビジュアルを駆使して解説する「よみがえる安土城」といった映像作品を上映し、歴史に興味が薄い人でも楽しめる展示を目指す。
今回のクラウドファンディングの寄付募集期間は12月27日午後11時まで。第一目標金額は1400万円に設定している。寄付者への返礼には、信長が書いた手紙の文言を引用して作成される「信長からのお礼状風感謝状」や2025年3月のリニューアル後に予定されている内覧会への招待、現地解説付き安土城満喫ツアーへの招待、安土城発掘調査や出土品整理調査の体験などが設けられている。県は「寄付だけでなく、クラウドファンディングを通して、更なる安土城の価値や魅力を知ってもらえれば」としている。
定例記者会見でクラウドファンディングについて紹介した三日月大造知事は「安土城築城開始年にちなみ、1576万円まで寄付を集められたら」と期待を語った。
同クラウドファンディングへの支援は専用WEBサイト(https://readyfor.jp/projects/azuchijohaku2024、または文末二次元コード)から。








