第74回滋賀県文学祭入賞作品決定
【全県】 第54回滋賀県芸術文化祭の一環である「第74回滋賀県文学祭」で今年度の入賞作品がこのほど決定した。
同文学祭は、文学に関する日頃の創作活動の成果を発表する場として県、県教育委員会、公益財団法人びわ湖芸術文化財団、滋賀文学会が毎年、作品を公募し、優秀作品を表彰している。
今年度も例年通り、小説・随筆・詩・作詞・短歌・俳句・川柳・冠句の8部門で作品が募集された。また、今年は新たな試みとして作詞部門に自由題での募集も設け、課題曲への作詞も募集した。
7~8月にかけて各部門の作品を募ったところ、16歳(俳句部門)~97歳(短歌部門2人、俳句部門に各2人)の幅広い年代から、昨年度より17点多い全部門合計701点の応募があった。審査の結果、92点の入選が選ばれ、そこからさらに最優秀賞として各部門1人に贈られる知事賞と特選53点がそれぞれ選定された。また、入選者の中から30歳以下を対象に選ばれる奨励賞は、今年度は該当者なしとなった。
各部門の知事賞受賞作品と作者は次の通り。
▽小説「白金」猪子羊之助さん(守山市)▽随筆「花の顔」馬淵兼一さん(野洲市)▽詩「対話」朝倉圭子さん(守山市)▽作詞「くらげのすなどけい」和田祐子さん(大津市)▽短歌「ステントの入りたる胸に熟れ麦の穂波を立てる風ふかく吸う」船岡房公さん(大津市)▽俳句(四季雑詠)「深ぶかと残る足跡植田澄む」船岡房公さん(大津市、短歌部門とのダブル受賞)▽川柳(題・若い)「遠くからきみの青いを見ています」山本知佳子さん(京都府)▽冠句(題・月孤独、石濡れる、分厚い手から選題自由)「分厚い手 やわき四肢抱き父となる」小西みさをさん(京都府)。
また、県内在住の作家らが出版した作品に対する文芸出版物表彰として▽小説「五山火のうつりて熱き唇を」大釜心一さん▽小説「陛(きざはし)秀次と三成」吉野幸夫さんの2作品が選ばれた。
このほど同文学祭の主催者や各部門知事賞受賞者らが県庁で記者会見を開き、受賞を報告した。同祭を主催する滋賀文学会の笠川嘉一会長は「それぞれの部門に熱い思いが寄せられ、瑞々しい感性が発揮された文学祭となった」と総括した。
同文学祭主催者らは23日午後1時から(同0時50分までに入場)、近江八幡市鷹飼町の県立男女共同参画センター「G―NETしが」で各賞の表彰式とアコースティックユニット「シュガーヒル」による文芸講演会「歌~作詞からのアプローチ~」、今文学祭の部門別懇談会(作品講評会)を催す。入場無料。定員350人。事前申込み不要。当日は手話通訳有り。同文学祭や文芸講演会に関する問い合わせは同財団地域創造部(TEL077―523―7146)へ。







