国スポ・障スポの機運醸成へ ボクシングのリハ大会が能登川で
【東近江】 元WBC世界バンダム級王者で12防衛を果たした滋賀県湖南市出身の元プロボクサー山中慎介さん(42)によるトークイベントが15日、能登川アリーナで開かれた。ボクシングを始めた生い立ちなどが話されたほか、地元高校ボクシング部員への実技指導も行われ、来年滋賀で開催される国民スポーツ大会に向け機運を高めた。
来年、9月28日から約1カ月間かけて開催される国民スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025」を前に、ボクシング競技の会場となる能登川アリーナでは、リハーサル大会(第76回全日本社会人ボクシング選手権大会、第3回全日本女子ジュニアボクシング選手権大会)が12月18日から同22日まで行われている。
大会を記念して滋賀出身の元プロボクサー山中さんを招いたイベント(国スポ東近江市実行委員会主催)で、世界一まで登り詰めた山中さんを一目見ようと約200人の市民が同館に足を運んだ。
イベントの中で山中さんからは、野球少年だった小中学生時代や、指導者のアドバイスでサウスポーに変更したこと、大学時代に出場した国体(国スポ)で一回戦負けした経験がプロを目指すきっかけになったことなどが話され、山中さんは「辛い時期もあったが、勝った時に後援会やファンの方たちが自分のことのように喜ぶ姿が一番うれしかった。それが大きなモチベーションになっていた」と現役時代を振り返った。
また、「WBCの世界チャンピオンになりたい」と書かれた当時の卒業文集が披露されると会場から大きな拍手が送られていた。
その後、地元の能登川高校ボクシング部の部員らへの直接指導を、実際に大会で使用されるリング上で行った。ボクシングの基本練習となるシャドーボクシングのほか、ミット打ちも山中さん自らが受け、「意識していることは」「リズムを大切に」など部員それぞれにアドバイスを送った。
また、部員の「緊張のほぐし方は」との質問に山中さんは「自分も緊張するタイプ。試合前などは人に会って話すことで緊張を和らげていた。緊張はするものと捉え、それに対して準備をしておくといい。あとは経験を重ねること」と元王者としての経験を伝授。
同部副部長の2年生、小林慶兜さん(16)は「世界を経験した山中さんと人生で一番の経験ができた。左がいいと言ってもらえたのでこれからも強化していきたい」と目を輝かせていた。









