季節とアートを身近に感じる商品20日から販売
【全県】 和菓子製造販売企業「たねや」(近江八幡市北之庄町・山本昌仁社長)と障害者福祉施設「やまなみ工房」(甲賀市甲南町葛木、山下完和施設長)による伝統の和菓子をアートで彩るプロジェクト「アート×和菓子 Limited Edition(リミテッド・エディション)2025」の販売が20日から始まる。
このほど両者が県庁で三日月大造知事を表敬訪問し、新しく誕生した商品をお披露目した。
同プロジェクトは、「同工房の取り組みやそこから生まれる多彩な作品を多くの人に知ってもらいたい」という両者の思いを機に今年始動。毎年、同工房に所属するアーティストが制作した作品と同企業の様々な商品とコラボレーションする試みで、第2弾となる今回は同工房の小川翔陽さんの作品が選ばれた。
小川さんは1999年生まれ。2018年から同工房に所属。生活の中で印象に残った建物や乗り物、文字を紙いっぱいに赤色のボールペンやマーカーで描いている。
今回、同社の和菓子のパッケージとして特別に小川さんの作品240点以上をランダムにつなぎ合わせてデザイン。同企業の「ラコリーナ近江八幡」(近江八幡市北之庄町)をはじめ、小川さんが描いた多彩な作品を見ることができ、全体で一つのアートとしても成立している。
取り組みを紹介された三日月知事は「すごくインパクトがあり、和菓子の雰囲気にも合う。お祝い事にもふさわしいデザインだ」と絶賛し、同プロジェクトについて「アーティストや工房の人にとって励みとなると思うし、アート作品を美術館だけでなく各家庭に届けられる取り組みはありがたい」と述べた。
同企業の山本社長は「小川さんの作品の濃淡に惹かれた」と語り、「多くの人に和菓子で季節とアートを感じてもらいたい」と意気込む。また、同工房の山下施設長は「小川さんの得意なことを生かし、居場所が出来たのがうれしい」と喜び、「こうした取り組みを通じて障害者への正しい理解が一人でも多くの人に伝われば」と期待を語った。
20日から「やまなみ工房×たねや お干菓子迎春」(1728円)、「同 迎春Ciao!」(2268円)の各和菓子詰め合わせが同プロジェクト仕様のパッケージで販売される他、同様デザインの風呂敷(2200円)も数量限定でたねや全店と公式オンラインショップ(https://shop.taneya.co.jp/)で販売される。








