日野レスリングクラブ
【日野】 いよいよ今秋開催される滋賀国民スポーツ大会。その注目競技のひとつが、レスリングだ。レスリングのまち・日野町では1981年に行われた「びわこ国体」で優勝を飾った南敏文氏が日野高校で後進の種をまき、現在は4歳から高校生まで幅広い年代が心技体を学ぶ地域に根ざしたスポーツ教室「日野レスリングクラブ」として、未来のオリンピアンを目指す選手らを育成している。(矢尻佳澄)
「びわこ国体」から続く育成の土台
人を育てる指導で地域活性化期待
日野高校レスリング部での指導体制をもとに、より地域スポーツとして親しまれて活動できるよう2015年に創設された日野レスリングクラブ。現在約80人が在籍(低学年をターゲットにした兄弟クラブ含む)し、高校生には昨年の佐賀国スポにも出場した東虎徹選手(グレコローマンレスリング65キロ級、2年)や高橋世那選手(フリースタイルレスリング71キロ級、同)、道上陽翔選手(グレコローマンレスリング80キロ級、同)など、全国大会で活躍する選手が所属している。
クラブのスローガンは「一念通天」(強い決心を持って一心に努力すれば、何事も成功するの意)で、「ひとつのことをやり通す、思い続けることで目標を達成できるという経験を小さな頃から積んでもらいたい」と北岡秀王代表(40)は話す。
小中学生が取り組む主な練習は、体力トレーニング、マットワーク、実戦練習の3つ。4歳~小学2年生を対象にした兄弟クラブ「LEOスポーツクラブ」では、基礎的な運動能力を身につける「体づくり運動」を主に指導する。高校生で国スポ優勝を目指すメンバーは、強化合宿や大学遠征で技を磨いている。滋賀国スポの開催が決まってからターゲットエイジとして仲間と切磋琢磨してきた東選手は「絶対優勝する気持ちで頑張る」と意気込む。
地域のスポーツイベントにも積極的に参加し、毎年3月に開催している主催大会には全国レベルの選手が集う。今年はパリオリンピック金メダリストの文田健一郎選手を招き、2024アジア選手権2位の稲葉海人選手(県スポーツ協会所属)とエキシビジョンマッチを予定。国スポに向けた刺激を受ける大会になること必至だ。
北岡代表は「オリンピックを目指す選手を育てることはもちろんだが、大事にしているのは、幅広い年代が交流するこの場所で子どもたちが礼儀や協調性、社会で活躍できる力をつけていくこと。レスリングから別の道に行っても役立つ基盤、『人を育てていく』ということを意識している。これからも地域にレスリングを伝え、地域を活性化する存在に」と目標を語った。
日野レスリングクラブの主な練習拠点は日野高校格技場(同町上野田)と町立大谷体育館(同町大谷)。問い合わせは事務局(hino.w.c.2015@gmail.com)へ。










