8月27日「世界湖沼の日」に制定
【全県】 昨年12月12日(現地時間)、アメリカ・ニューヨークで開催された第79回国連総会で8月27日を世界共通の記念日(国際デー)のひとつ「世界湖沼の日(World Lake Day)」とする国連決議が採択された。同記念日は1984年に大津市で開催された「第1回世界湖沼会議」の開会日にちなみ制定されたことから、今夏に迎える最初の「世界湖沼の日」に向け、県内の動きに関心が高まっている。
第1回世界湖沼会議からのレガシー
琵琶湖博物館では制定記念展示も
同決議では8月27日を記念日とすることのほか、▽各国や国際機関が湖沼の重要性を認識し、協働して湖沼及び関連する生態系を持続可能な形で維持・保全・再生すること。▽「世界湖沼の日」の事務局は国連環境計画(UNEP)が担うこと。▽必要な経費は各国官民の自発的な拠出によること。▽国連事務総長は関連国連機関に「世界湖沼の日」の順守を通知することなどが盛り込まれている。
県では昨年5月にインドネシア・バリで開催された第10回世界水フォーラムで三日月大造知事らが「世界湖沼の日」制定の意義の発信と賛同を呼びかけるなど、国内外に向けて働きかけてきた。
昨年12月13日(日本時間)、「世界湖沼の日」国連採択を受け、記者団の取材に応じた三日月知事は「湖沼を見つめ直し、保全にみんなが力を合わせて取り組むべきではないかといった趣旨の『世界湖沼の日』が定められたことは、琵琶湖を預かる滋賀県としても大変身の引き締まる思いだ」とし、「今回の制定を踏まえ、『大阪・関西万博』や『わたSHIGA輝く国スポ・障スポ』など、多くの人が来県される機会や、今年7月にオーストラリア・ブリスベンで開催される第20回世界湖沼会議などで琵琶湖をはじめとする湖沼の価値と魅力を保全していくことの意義を発信し、共感の輪を広げていきたい」と述べた。さらに「これまで県では7月1日『びわ湖の日』から8月中旬の『やまの日』までを『びわ活』期間として取り組んできたが、今度は、8月27日までを期間として琵琶湖を守ることを確かめる運動が広げられるような取り組みを作っていきたい」と展望を語った。
また、記念日制定のきっかけの地となった大津市の佐藤健司市長は定例記者会見で本紙の質問に応える形で「大津で開催された第1回世界湖沼会議のレガシー(遺産)が世界共通の記念日として残ったことはうれしい。国際会議は開催地や世界中に何がしかのレガシーを残すきっかけにもなる。これからもしっかり発信していきたい」と語った。
県立琵琶湖博物館(草津市下物町)では、「世界湖沼の日」制定を記念し、2月2日までこれまで同館が実施してきた国際的な取り組みの一部を紹介するパネルや出版物などを展示したトピック展示「琵琶湖博物館と海外とのつながり」を開催している。







