定着した式典の簡素化 同窓会の雰囲気で盛り上がる
【近江八幡】近江八幡市の成人式が12日、市文化会館大ホールで行われ、若者の大人への仲間入りを祝った。
コロナ禍から1年後の昨年から同会館1か所での式典に戻され、開始時間も午後2時からに変更された。
開式前から同会館前の広場には大勢の新成人が集まり、中学卒業以来久しぶりの再会となったクラスメイトや親しかった友人との会話が弾み、振り袖で着飾った女性たちで華やかな雰囲気に包まれた。
今年の新成人は昨年より33人少ない766人で、うち参加したのは570人。参加率は74%だった(前年は77%)。
式典では、国歌斉唱、市民顕彰と人権擁護都市宣言の唱和に続いて小西理市長が「成人おめでとうございます。みなさんの未来には大きな可能性があります。それぞれの力を十分に発揮していただき、輝かしい道を切り開いていただくことを願っています。みなさんが、これからどんなまちづくりの力になっていただけるのか楽しみにしています」と祝いの言葉を述べ、未来に期待を寄せた。
これに応え、新成人を代表して北川敦也さん(成人式実行委員会代表)が「きょうのこの日を迎えられたのは、家族をはじめ多く方々のお陰と感謝しています。私たちは、コロナ禍で制限のある学校生活を送ってきましたが、当たり前に日常がある幸せと感謝を深く感じることができました。これからの道のりには、これまでの20年間で経験したことのない困難に直面することがあると思いますが、感謝の気持ちを忘れず、社会人としての自覚をもって、きょうをスタートとして私たちの時代を切り開いていきたいと思います」と誓いの言葉を述べた。
続いて、実行委員会が企画した中学時代の恩師が登場する「ビデオメッセージ」がステージ中央の大きなスクリーンに映し出され、会場からは担任だった教師が登場するたびに歓喜のどめきがわき起こった。
市内5校から合わせて31人の教員が出演し、20歳になった教え子の成長を祝福するとともに未来に向けての夢や希望につながる言葉を贈り、成人を祝った。
最後に16の市内企業から寄贈された商品の抽選会が行われて幕を閉じた。
式典は簡素化され15分で幕を閉じ、抽選会を含めても約50分で終了。新成人たちの衣装の豪華さが目立つ成人式ではあったが、以前のような客席の騒がしさや式典中に奇声や祝辞にヤジを飛ばすこともなく、平穏な式に戻った。
ただ、懐かしさのあまり、友達と話し込む時間が過ぎ、式典開始時間になっても入場しない新成人も多く、どうすれば開始時間までに入場してもらえるかの課題が残った。








