近江八幡市郷土史会が書籍発行
【近江八幡】 近江八幡・安土地域の歴史に関心を持つ人たちが集まり、歴史研究や史跡探訪などに取り組んでいるグループ「近江八幡市郷土史会」は、来年2026年が安土城築城から450周年となることを記念し、今年11月24日に「安土城築城450年祭プレイベント」と銘打ち、安土城の実状に迫るシンポジウムの開催を企画。それに先立ち、1月15日に同シンポジウムのガイド本となる書籍「天道の城―信長の魂 安土城の真実に迫る!―」を自費出版した。
このほど同会の浅岡徹夫会長と、同会理事で同書著者でもある歴史家のヒストリア・ノブロウさんが県庁で記者会見を開き、書籍や研究内容などについて紹介した。
安土城は戦国武将・織田信長の居城として広く知られているが、焼失しているため、どのような構造の城だったか詳細は判明しておらず、これまでも多くの研究者らが論考を戦わせてきた。県でも安土城の実像を明らかにし、目に見える形で復元して世界に誇れる安土城の魅力を広く発信することを目的に、2019年度から「『幻の安土城』復元プロジェクト」として発掘調査や海外調査などを進めている。
今回出版された同書では、安土城指図に描かかれている吹き抜け構造や当時の信仰などの文化とこれまで独自に調査・研究を続けてきたヒストリア・ノブロウさんの論考を元に「安土城は大手道から天につながるように建てられていた。信長にとって祈りの城ともいうべき特別な城だった」という考察を反論も踏まえつつ、分かりやすく繰り広げている。
ヒストリア・ノブロウさんは「築城450年を機に本当に素晴らしい城だったことを多くの人にしてもらうきっかけになれば」と期待を寄せ、浅岡会長は「安土城の実状に広く関心を持ってもらうことで築城450年を盛り上げていきたい」と意気込んでいる。
同書はA4カラー64ページ、1冊1000円。購入は同会ホームページ(https://www.ohmi-hachiman-local-history-society.com/)を参照するか、浅岡会長(TEL080―1442―7715)へ。
また、同会では2月16日午後1時30分~午後3時、近江八幡市立近江八幡図書館(近江八幡市宮内町)で出版記念講演会を催す。誰でも参加可能で参加費300円。会場では同書も販売する。要事前申し込みで問い合わせは浅岡会長へ。









