東近江地域障害者・児サービス調整会議
【東近江】 障がいのある人が地域で安心して生活が送れるよう支援活動している東近江地域障害者・児サービス調整会議の生活安全部会は5日、障がいのある人と警察官の相互理解を深める学習会を能登川コミュニティセンターで開いた。
警察官が職務質問などで声をかける際、障がいのある人にとっては不安から適切に対応できない場合が多く、その場から逃げ出したり、黙り込んでしまうなど、誤解や不審を招くケースがある。トラブルにならないよう双方の相互理解と交流を目的に、東近江市・近江八幡市・日野町・竜王町の障がい者支援事業所などで組織する同部会では、年に一度学習会を開き、この日も部会に所属する福祉事業所などの通所者ら約40人と、東近江警察署員3人が参加した。
障がいのある人と警察官の
学習会で相互理解深める
学習会ではまず、署員から職務質問などの目的が話され、福祉事業所職員から身分証明書となる「ヘルプカード」の説明があった。ヘルプカードは、本人の氏名、住所、事業所の連絡先のほか、「ゆっくり話してほしい」「筆談で対応したい」など、個々の障がいに配慮した対応が細かく明記できるようになっており、事故や迷子の時、警察官とのやり取りなどを円滑に行えるよう同部会が2016年から独自に発行している。
参加者は記入し、職務質問を想定した実演ではカードを活用して警察官とのやり取りをスムーズに行い、カードを見た警察官も丁寧な対応を心がけ、通所する施設に連絡することで安全を確認した。
また、ゲームセンターなどで金銭を要求されるようなトラブルなどが起きた場合も、気軽に警察官や交番に助けを求めるようアドバイスもあり、相互の理解を深めた。
同部会の社会福祉法人きぬがさ福祉会の瀬川正樹さんは「誤解を招くトラブルが起こらないよう双方が理解をし合うための学習会。このヘルプカードが有効な手段の一つとなれば」と話す。









