「こんにちは!三日月です」で永源寺地区を訪問
【東近江】 三日月大造知事は13日、県内各地に出向き先進的な活動に取り組む学校や事業所、団体などと対話する「こんにちは!三日月です」で永源寺地区を訪問し、愛知川の清流復活をめざして活動する団体「愛知川の清流を守る会」(会員83人)と愛知川を取り巻く現状と課題、今後の取り組みについて意見交換した。
濁水やアーマー化の現状
愛知川清流会と意見交換
対話でははじめに清流会のメンバーが活動内容を紹介。年間10回の草木伐採を含む清掃活動、環境調査、子どもの体験学習、アユの放流、アユの煮つけの高齢者への配布やイベントへの出品などを列挙し、自然環境の保全だけでなく、人と人の交流にもつながっているとした。
また、愛知川を取り巻く現状については、かつては毎年アユ釣り解禁になると県内外から大勢の釣り客でにぎわったことや、愛知川のアユは味の良さで全国的に最高級のアユとして重宝されたと紹介。
しかし、近年は、河床表面の水の流れがなくなる瀬切れや長期にわたる濁水で、アユの遡上(そじょう)や生息数が減少。「昔なら大雨が降っても1週間で濁りがなくなっていたが、今では1カ月たってもとれない」と、メンバーは嘆いた。
濁水の原因は、永源寺ダム上流の山地崩壊などで流出する土砂で、それがダム湖に流入して堆積し、濁水となって放流される。このためダム下流では、河床の石が泥をかぶる「アーマー化」が生じ、アユのエサとなるコケが付着しなくなった。改善の根本は、「要は山の手入れ(治山)」だという。
対策として県市、地元関係者で2019年に協議会を設立し、ダムからの放流の方法を検討するなど、少しずつ前へ進めるが、今後も息の長い取り組みが求められる。
三日月知事は対話を終え、「みなさんの活動がより継続して充実してできるよう、我々もがんばって対応していきたい」とし、官民一体となった対策強化に意欲を示した。









