第35回 日野に伝わるひな人形展
【日野】 近江日野商人館(同町大窪)で「第35回日野に伝わるひな人形展」が開かれている。3月9日まで。
現在日野町大窪から村井・西大路一帯で開かれている「日野ひなまつり紀行2025」の協賛イベントで、長さ12メートルのひな段に飾られた200体以上のひな人形(かつて日野商人が全国の商い先から持ち帰った江戸~大正時代の京びな、関東びな、地方びななど)が壮観な同館が毎年丹精している企画展。
近江日野商人館 3月9日まで
「雅の和紙人形」同時展示
恒例となっている、正野玄三家(村井町)のひな飾り(幕末に京・大坂の豪商が競い合うようにつくらせた「源氏枠飾り」と呼ばれる豪華なひな段)や拉致被害者横田めぐみさんの母・早紀江さん実家のひな人形「めぐみさんの帰国『待ちわび雛』」なども並び、来館者を出迎えている。
また今回は、故藤永多津子さん作の「雅の和紙人形」を同時展示。藤永さんは京都の師匠に師事して和紙人形を学び、日野と京都を往復しながら、四半世紀にわたって和紙人形を作り続けた。町内で和紙人形の指導を行うなど技術継承にも熱心で、没後、残された和紙人形が人目を見なくなることを惜しんだ親族の希望があり、作品は日野商人館に寄託されている。
会場では華やかな着物をまとった和紙人形約400体がずらり。同館は「和紙はユネスコ世界無形文化遺産にも登録されており、色や模様、種類も多彩。人が着物をまとったときの曲線を、和紙だからこそ人形で再現できている。和紙の美しさ、しなやかさをぜひ見てほしい」と話している。
開館時間は午前9時~午後4時。入館料大人300円、中学生以下120円。問い合わせは同館(TEL0748―52―0007)へ。








