お点前の披露やグループ席で歓談など 地域住民と和やかなひととき過ごす
【東近江】 八日市南高校茶道部の生徒7人がこのほど、太子ホール(東近江市八日市町)で行われた八日市地区老人会の高齢者カフェに参加し、お点前(てまえ)を披露したり、歓談したりと交流し、地域の高齢者約50人と楽しいひとときを過ごした。
同部が老人会の高齢者カフェに参加するのは2回目。冒頭では、額田王と大海人皇子に扮した部員が「あかねさす…」など蒲生野遊猟で詠まれた相聞歌2句を読み上げ、同高が実施している地域連携活動として、額田王が蒲生野で詠った相聞歌の題材となった植物「ムラサキ」を栽培していることや、相聞歌をモチーフにした和菓子「あかね」を井上製菓と共同開発したことなどを紹介した。
続いて、琴の生演奏とともに茶道部部長の西村実祐さんがお点前を披露。生徒が心を込めて点(た)てたお茶を和菓子「あかね」とともに各席へ運び、その後ひとときの歓談の時間を楽しんだ。また、最後は生徒らの自己紹介や質問コーナーが設けられ、生徒たちが普段関わっているみそやジャム、茶の食品加工や畜産実習、南校マーケット(おおむね毎週木曜開催)などについて説明した。
お茶を味わった参加者は、「こういうのも貴重な機会。よかった」、「普段はなかなかお茶をいただく機会もないし、おいしかったです」などと目を細めた。
茶道部部長の西村さん(2年)は「緊張したがうまくお茶を点てることができたと思う。八日市南高校出身の大先輩とお話しすることもでき、良い交流になった」と笑顔を見せた。
大海人皇子に扮した副部長の森春久さん(2年)は「大海人皇子に扮して高齢者カフェに参加したのは今回が初めて。地元にこういった、年齢を経ても和やかな時間を過ごせる理想的なコミュニティがあることを感じられてよかった」と話していた。
顧問の江南由紀子教諭は「前回高齢者カフェに参加させていただいたことで部員たちも自信になり、2回目もぜひ行きたいと普段から目標を持って練習に取り組んでいた。八日市南高校は地域と関わり合ってこそ成り立つ学校と思っているので、身近な地域の方と交流できる機会はありがたい」と語っていた。










