東近江市が第2期計画
【東近江】 東近江市はこのほど、100年の森づくりビジョンの第2期計画を策定した。計画期間は、2025年4月1日~2030年3月31日で、対象区域は東近江市全域。
同ビジョンは、地域住民をはじめ多様な主体が参画することにより、市域の56%を占める森林を有効に活用し、100年先を見据えた森林づくりや資源利用を進めるための指針。
期間は2025年4月~30年3月
多様な主体による森林づくりや資源利用
特色としては、(1)森林・林業政策を中心としながらエコツーリズムや観光など森林に関わる幅広い分野を網羅、(2)地域が主体的に森林・林業政策に取り組んでいくべき考え方を重要視する、(3)地域住民や関係者によるワークショップで将来に向けた森林づくりや資源利用などを検討する、(4)地域住民や関係者の情報や議論の成果をもとにしたきめ細かな森林のゾーニングを取り入れる。
「森林づくりのあるべき姿」では、森里川湖のつながりを生かし生きものの息吹が感じられる健全な森林づくりや、森林や山村の様々な資源が有効に活用されて地域で資源や資金が循環する仕組みの構築などを掲げる。
基本理念としては、▽集落や自治会などの地域の視点で森林・林業を考える、▽100年先の未来を見すえたビジョンづくり、▽プロセスの重視と「自分ごと」として捉えながら参画できる柔軟な対応、▽森里川湖のつながりをいかした森林づくり、▽森林+エコツーリズムや観光、健康福祉などのX(エックス)を加え、新たなビジネスとして成長発展させる。
【基本施策】
▽新たな森林経営管理の推進=新たな森林管理システムの推進、間伐材等の森林整備及び路網の整備、生態系や景観に配慮した伐採・搬出技術の確立、管理放棄された里山林や竹林の整備とその仕組みづくりなど。
▽木材の多面的な利用拡大の推進=木材生産の効率化と生産量の拡大、B材・C材中心からA材をはじめ多様な需要に応えうる生産構造への転換、公共施設等における木材の利用促進、薪の生産及び利用の促進、生産から流通・加工・利用に至るまでの関係者の連携体制の構築、木地師文化を継承発展させる新たな木工文化の創出と木育の推進など。
▽生物多様性や自然景観の保全を重視した森林づくり=いきものの生息に配慮した森林づくり、100年後に残したい鈴鹿の森の選定と保全活用、多様な広葉樹材の活用と広葉樹林の保全育成、森里川湖のつながりを再生する森林づくりなど。
▽エコツーリズムの推進と地域資源の活用=東近江市ならではのエコツーリズムの確立、鈴鹿10座の保全と活用、林業遺産に認定された木地師文化の発信と活用など。
▽林業の担い手の確保・育成=地域おこし協力隊制度を活用した人材育成、既就業者の雇用環境改善。
▽ 次代の森林づくりを担う人々の育成=森林づくりの専門家の育成、東近江市の多様な森林を生かした環境学習の推進、エコツーリズムガイドの要請、森林における防災・減災の普及啓発。





