地域住民と連携して煎茶と玉露を栽培
【東近江】 茶摘み歌に「宇治は茶所、茶は政所」と歌われるほど、古くから京都宇治と並ぶ茶どころとして知られる東近江市政所町で21日、八日市南高校食品科の2年生27人が、銘茶「政所茶」の新茶を手摘みで収穫した。
政所茶は、室町時代から栽培されてきた在来種のため、病害虫に強く、昔から農薬を使わない。寒暖の差が大きい山里の急斜面で栽培され、香りがよく、苦味の中にほのかな甘みがあるのが特徴だ。
同高食品科流通科学専攻班の生徒は、奥永源寺地域で近年、過疎と高齢化で収穫量が減少しているのを受け、数年前から茶園(約300平方メートル)を借り受け、地域と連携して煎茶と玉露の栽培・加工・販売の実習を行っている。
この日は、煎茶の摘み取りを行い、栽培を担う食品科流通科学班の生徒14人のほか、畜産加工班の生徒13人や地域の農家4人が応援に来て、黄緑色に輝く柔らかな新芽を引き抜くように丁寧に摘み取っていた。
茶葉は、工場で蒸して乾燥させ、煎茶に仕上げる。玉露の収穫も来週に行い、同高での販売は6月に予定している。
尾崎海生(みう)教諭は、「生徒たちが丹精込めて手摘みで収穫したお茶をぜひ味わってほしい」と話していた。






