31日には無料講座も
【東近江】 書の文化に触れる博物館、観峰館(東近江市五個荘竜田町)で、中国清朝時代を代表する2人の書家にスポットを当てた企画展示「中国書法リレー展示 何紹基(かしょうき)VS楊峴;(ようけん)」が開かれている。
前期と後期に分けて展示しており、前期(終了)では書の名手と言われた何紹基(1799~1837)の作品を紹介。6月8日まで開かれている後期には楊峴;(1819~1896)の作品20点を展示し、独自の表現を模索した楊峴;の書の魅力を伝えている。
楊峴;の書は、漢時代の隷書をもとにした柔軟な筆線や誇張した波磔(はたく)が特徴となる。波磔とは、斜め右下に払う大きな線のことを指し、楊峴;は書の作品を多く残した50代から70代にかけてこの波磔の書風を確立させていった。
会場では、試行錯誤して得た書の変化が年代を追って見比べることができる。晩年に書いた『童冠隷書対聯(どうかんれいしょついれん)』では、特徴ある筆線が随所にちりばめられ、楊峴;の集大成とも言える貴重な作品となっている。
休館日は月曜日。入館料1千円、高校生・学生800円、中学生以下無料。
なお、31日には学芸員による無料講座(入館料別途必要)「観峰館所蔵 楊峴;作品」が午後1時半から2時半まで開かれる。定員は20人。要予約。当日可。
問い合わせは、同館(TEL0748―48―4141)へ。






