ネットから子どもたちを守る 闇バイトに関わらないためには
【東近江】 インターネット社会に関わる子どもたちの教育を深める研修会がこのほど、能登川コミュニティセンターで開かれた。講師には滋賀県警本部生活安全部少年課少年企画・少年育成の清水謙二係長が立ち、若者のコミュニケーションツールを占めるSNSなどネットとの関わりと、現実社会への影響について解説した。
現代を生きる地域の子どもたちの教育に理解を深めて共有しようと、青少年育成市民会議能登川支部と能登川地区人権のまちづくり協議会が毎年開いている合同研修会で、今年は「現実と仮想が混在するインターネット社会の中で生きるということ」をテーマに開催。会場には、小学生から中学生の子を持つ保護者らが出席した。
講演ではまず、SNSやゲーム、メタバース(ネットでの仮想空間)といった、若者の間で主流となっている仮想社会の特徴が紹介された。利用者も多く、情報収集や人間関係の構築・交流、経済活動のツールとして可能性が広がる一方で、清水係長は「仮想空間では相手の顔や現実が見えにくく、容易に子どもたちが誹謗中傷し、闇バイトなど詐欺行為への加担につながる犯罪も増加している」と警鐘を鳴らした。
また、画像や動画でのフェイク(偽)情報が横行している現状も報告し、情報の真偽を見極める重要性を強調。対策として、信じすぎないこと、使いすぎないこと、情報を比較することを伝え、情報管理に乏しい子どもたちや高齢者への注意喚起を呼びかけた。
日常生活と切り離せないネット社会について清水係長は「便利だが、人が使いはじめることで悪意が生じ、その影響は大きい。その危険性や安全性を教えるなど、子どもたちを見守る環境を整えることが大切」とアドバイスを送った。






