蒲生地区まち協と東近江市が出展 ガリ版発祥の地・東近江の認知拡大へ
【東近江】 25日、「大阪・関西万博」の関西パビリオン「滋賀魅力体験ウィーク」に蒲生地区まちづくり協議会と東近江市が出展した「ガリ版発祥の地・東近江」のコーナーには860人もの来場者が足を運び、大盛況を博した。
1893年の米国シカゴ万博で初代堀井新治郎(旧蒲生郡岡本村出身)がエジソン発明のミメオグラフ(謄写版)に出会ったことをきっかけに生まれた簡易印刷機・謄写版(通称ガリ版)。
同じ万博という会場で世界に向けて改めてその魅力を発信しようと、当日は同まち協と市職員の計10人が万博会場の担当ブースで国内外の来場者を迎えた。謄写版から生まれた堀井新治郎とエジソンの交流や、現在のプリンターが普及するまで大量印刷を支え続けた謄写版の仕組みなどを展示とリーフレットで解説し、目玉企画の「ガリ版印刷無料体験」には約750人もの来場者が参加した。参加者らは、万博会場限定デザインとしてガリ版作家・水口菜津子氏が手がけたポストカード(琵琶湖、ビワコオオナマズ、エジソン、堀井新治郎、謄写版を描いた多色刷り)に最後の一色である「黒」をガリ版で印刷する工程を体験し、謄写版印刷による色の鮮やかさに歓声をあげていた。
ガリ版体験に参加した大津市の砂川恵さんは「東近江市がガリ版発祥の地とは知らなかった。小学生の時にも近いことはやっていたが、今日のようにキレイなものは初めて。これからも県内で体験イベントなどがあったらまたやってみたい」と声を弾ませた。
同まち協の西村純次代表は「想像を超える多くの人に来ていただいてうれしい。今のガリ版はただ印刷するためのものではなく、アートの世界、芸術の分野でも注目されている。万博に出展したこの経験を胸に、東近江市蒲生地区をガリ版発祥としてさらにアピールしていきたい」と話していた。(矢尻佳澄)








