9月上旬完成、参加募集
【東近江】 国の選択無形民俗文化財、100畳敷東近江大凧の製作をはじめる儀式「のりつけ式」が先月26日、東近江大凧会館で行われ、大凧保存会のほか、製作を支援する同市などの関係者が出席した。
100畳敷大凧の製作と飛揚は、2015年の大凧落下死傷事故の後は中止されてきた。今回は、江戸時代から続く伝統文化の継承を求める声を受け復活した。大凧保存会が中心となって、東近江市の支援を受けて、安全対策を徹底して実施する。
文字と絵を組み合わせて意味をもたせる絵柄「判じ文」は、「昭和100年」をテーマに、2羽の鶏が「昭和百年」の文字を挟んで向かい合い、中央に「祝」の漢字を配し、「慶(鶏・けい)祝 昭和100年」と読む。
「祝」の文字を揮ごうした書家の中島陽子さん(東近江市)は「東近江のさらなる発展を念じた」と話し、鶏を描いた画家の臼田健人さん(同)は「製作にかかわる多くの人の思いをのせられたら」と期待した。
続いて、大凧保存会の山田敏一会長は、「事故の検証と教訓を生かし、安全対策を万全にして、再び大凧を伝統文化として飛ばしてゆきたい」と、決意を語った。
また、小椋正清市長は、「100畳敷大凧がいよいよ復活する。市民の安全を守る一方で、100畳敷の伝統をしっかり後世に伝えることも非常に大切」と、復活の意義を述べた。
このあと、出席者は2人一組となって、和紙をのりで貼り合わせた。100畳敷は、縦11・8メートル、横11・1メートルで、使用する和紙は400枚。完成は9月上旬。製作の参加希望者は世界凧博物館東近江大凧会館(TEL0748―23―0081)へ連絡する。








