建築職の経験を活かし空き家の利活用と相談対応
【近江八幡】近江八幡市の新しい地域おこし協力隊員に渋江正利さん(61)が着任し1日、市役所で委嘱状交付式が行われた。市内で活動する隊員は、渋江さんを含め11人となった。
渋江さんは、奈良県生駒郡平群町から転入。ことし3月末、35年余り勤めた大阪府庁を定年退職。在職中は建築職に就き、公共建物の設計や施工、許認可などを担当し、住宅地の開発や民間の賃貸住宅に関する支援や多様な関係事業者、団体との調整や交渉業務に携わってきた。
活動期間は最長3年間で、空き家所有者の相談を受けてアドバイスしたり、解決に向けた支援、また空き家問題の啓発や広報活動、相談会の企画及び運営にも取り組む。
交付式で渋江さんは「数年前から定年後、どうするかを考える中で、興味があったヴォーリズ建築がある近江八幡市が空き家対策の隊員を募集しているのを知り、応募しました」と話し「これまでの経験を生かし心機一転、地域の皆様と連携しながら空き家問題に取り組みたい」と意気込みを語った。
小西市長は「空き家はこれから増えてくる課題です。古い家屋を手放すことに戸惑いがある人が多いのが現状だと思います。その一方で解体してアパート経営をする人も見られるようになってきましたが、価値のある古民家が解体されていくケースもあり、できれば残す方策を考えていくことに取り組む必要があります。空き家対策は市にとって重要な課題であり、(渋江さんが)これまで培われた経験を生かしていただき、外からの視点も踏まえ空き家対策の新しいシステムを構築していただければと思います」と活動に期待を寄せた。







