悲痛な叫びと平和の尊さ ひまわり館で16日まで
【近江八幡】 近江八幡市立総合福祉センターひまわり館で「平和祈念パネル展」が開かれている。16日まで。
戦争の悲劇を二度と繰り返さないことを願い、また戦争体験や教訓を風化させることなく、平和で豊かな社会を次世代に引き継ぐことを目的に市が終戦の日を前に毎年、開いている。
ことしは、「戦争の実態と平和の大切さを考える」をテーマに被爆者自身の体験をもとに描かれた「原爆の絵」が展示され、悲惨な原爆被害のありのままのようすと平和の尊さを訴える展示となっている。
展示されている絵は、被爆者がNHKに寄せた1枚の絵をきっかけに「市民の手で原爆の絵を残そう」という呼びかけで寄せられた2225枚が1975年12月、NHKから広島市に寄贈され、広島平和記念資料館に保管されているもので、会場には、原爆投下当時、11歳から47歳までの市民が見た被爆した人々の苦しみや悲惨な日々、広島のようすなどが描かれている。
絵の中には、「子どもを抱いたまま黒焦げになった死体」や「亡くなった長女(3歳)の遺体を自分で火葬する親」、「橋の上から流されてくる子どもの遺体に向かって我が子の名前を呼び叫ぶ親」など合わせて23枚が説明文を添えて並べられている。
原爆投下の日の「1945年8月6日」、「夜が明けて」、「消息を尋ねて」、「火葬する」、「生きる」の5つのジャンル別に並べられた絵の中には「泣けて泣けて涙が止まらない」や「あちらからも、こちらからも助けを求める忍痛な叫び声」、「死んだ2人の子にすまん、すまんと生きてきました」など、被爆時やその後の沈痛な被爆者の思いが綴られており、描かれている絵と重なり合って、原爆投下時の悲惨なようすが想像される。
いずれの絵にも原爆で亡くなった人々への哀悼の念と二度とこのような悲劇が繰り返してはならないという切実な訴えが込められている。
このほか会場には、武佐こども園から寄せられた平和を願う6連の折鶴や市内の小中学生が平和を願って書いた作文も掲示されている。








