三日月知事が3期目3年の県政を振り返り
【県】 就任から3期目の3年が経過した三日月大造知事がこのほどこれまでの取り組みの振り返りとこの先について現在考えていることなどについて記者団に語った。
三日月知事は知事としての11年間で大事にしてきたキーワードとして「対話・共感、協働・共創」を挙げ、1期目は主な取り組みとして市町との関係構築やここ滋賀の開設、SDGsの発信、2期目は「健康しが」を打ち出し、コロナ禍の対応や税制審議会の立ち上げ、MLGsの発信、死生懇話会の実施、3期目は「ともにいきる『健康しが』」として、北の近江の振興や地域交通の検討などにとりかかったことを振り返った。
次期知事選については「ゆっくり考える」
行政がしてきたことをどう束ねていくか課題
続けて「今後に向けて」として、▽「子ども子ども子ども」はさらに充実させていきたいが、産みたいけど産めない人への支援も考えていく。▽「健康しが」共創会議をビジネスにつなげ、様々な取り組みに進化させる。▽医療の仕組みを整え直す。▽高校の魅力化。▽食で滋賀の力をより高めることができるよう、生産体制を強化する。▽薬業を薬務に終わらせない製薬業界の進化。▽再エネの取り組みの可能性を伸ばす。▽映画・アニメ・デザインといったメディアコンテンツ産業を育成していく。▽滋賀が持つ水の知見を保ち、高め、全国・世界に発信していく。▽上下水一体でのインフラの管理について絵姿を示す。▽財源とセットで地域交通の計画を作っていく。特に通学・通院など「行かなければいけないところ」に交通を整えていくことに重点を置いた取り組みを整えていく――などを紹介し、「来年度の単年だけですべてを完結することは難しいかもしれないが、種をまいたり、芽を出させたり、育てたりする取り組みにつなげていけたら」と語った。
知事の振り返りを受け、記者団からは来年7月で3期目の任期が満了となることを見据え、その後の去就への意向を問う質問が複数挙がった。三日月知事は「今年いっぱい、いろんな人の話を聞いてゆっくり自分なりに考えていきたい」としつつ「来年度の予算をどう示し、そこにどのように知事としての責任を持てるのかということは、セットで皆さんに諮ることが筋だと思う」と述べるに止めた。
さらに、今後の県政の課題を問われると「人口が大きく減っていく中にあって、行政が今まで作ってきたものをどう束ね、手直しするのかといった、賢い意味でのダウンサイジング(規模縮小化)が3期目終盤以降に大事になっていくと考えている」と述べた。
また、3期目で印象に残った出来事についての質問に対し、夜間中学の開設、JRのデスティネーションキャンペーンの実施決定、近江鉄道の公有民営化などを挙げ、「特に近江鉄道の利用者が増えたことはとても大きな兆しではないか」と語った。






