病床数を増やし入院・手術機能を付加 乳がん治療にも注力 再来年完成予定
【東近江】 東近江市蒲生医療センター(指定管理者・医療法人社団昴会)増築棟など整備工事の起工式がこのほど、建設地となる同センターの駐車場(東近江市桜川西町)で行われた。
東近江市では、市内の医療機関が分野毎に専門化し、互いに補い合うことで総合医療を提供する「地域で創る総合病院」を目指した取り組みを進めている。
蒲生医療センターではがん治療を専門分野に位置づけ、2021年度にがん放射線診療棟を増築。PET―CT及びリニアックを導入し、放射線診断専門医の配置による診療を開始した。
こうした取り組みを進めるなかで昨年、連日の通院による放射線治療が患者の体へかける負担が大きいことや、手術が必要となる患者が一定数存在することなどの改善を目的に、現在の19床から35床への増床が東近江圏域地域医療構想調整会議で提案され、合意を得た。
同センター本館に接続する形でつくられる新たな増築棟(3階建て)には、増床する病室をはじめ手術室やMRI検査室を整備し、工事完了後はがんの検査から手術、完治に至るまでの一連の治療が実施できるようになるほか、専門医の招致による乳がん治療の完結率向上を目指す。また増築棟整備と同時に本館の一部改修も行い、機能強化を図る。
起工式で小椋正清市長は「今回の整備工事によって、入院および手術機能を付加することで検査から手術、完治までの治療が蒲生医療センターで行えるようになり、また、女性の罹患率が高い乳がんに対し、これまで東近江医療圏域外に流出していた患者の治療を圏域内で完結させることができるようになる。当センターが乳がん治療の拠点病院としてこの地に姿を刻むときには、市民の皆さまに喜んでいただける施設となることを大いに期待しています」と述べた。
蒲生医療センター増築棟など整備工事費は約16億2250万円。工期は2027年1月末までを予定している。








