びわ湖と富士山の伝説 市職員10人が歴史繋ぐ
【近江八幡】近江八幡市長命寺町の水ヶ浜で8月23日、富士山山頂の霊水をびわ湖に注ぐ「お水返し式」が行われた。
ダイダラボッチ(大太法師)が掘った大きな穴がびわ湖になり、掘り出した土が富士山になったという伝説にちなんで、1957年(昭和32年)から続く伝統行事で、69回目の今年は市職員10人が富士登山に挑んだ。
市職員らは8月8日、富士宮市の浅間大社を参拝後、同日午後から登山をはじめ、その夜は8合目の山小屋で仮眠。翌日の未明から山頂めざして登山を再開。同日の山頂付近は雲に覆われ、残念ながら御来光は望めなかったが、びわ湖の水を山頂にある剣ケ峰の石碑に献水し、山頂の溶岩から湧き出た「銀明水」を拝受して持ち帰った。
お水返しは、その銀明水をびわ湖に注ぐ神事で、水ヶ浜の市宮神社濱宮で小西理市長らが出席して無事、富士登山ができたことを報告、感謝したあと、浜辺で持ち帰った銀明水(約2リットル)をびわ湖に注ぎ入れた。
富士山登山は初めてだった市職員互助組合山岳部の谷川誠さん(58)は「富士山は初めてだったので登り始めた時からワクワクしました。また、69回も続いている行事を続ける責任も感じて登りましたが、日本一の富士山に登って感動しました」と振り返った。







