県内地価は二極化傾向継続
【全県】 県はこのほど「令和7年滋賀県地価調査」の結果を公表した。
地価調査とは、知事が国土利用計画法施行令9条に基づいて基準地を選定し、不動産鑑定士による鑑定評価を基に、毎年7月1日時点における基準地1平方メートル当たりの正常な価格を判定し公表するもの。
今年は、県内384地点(住宅地256地点、商業地92地点、工業地22地点、宅地見込地11地点、林地3地点)で調査が行われた。
同調査結果の概要によると、今年の県全体の概況は、全用途の平均変動率がプラス0・9%となり、2年連続の上昇、前年のプラス0・3%から上昇幅が拡大した。
また、県内地価の動きは二極化傾向が継続しており、大津・南部地域の駅から徒歩圏内の住宅地域やJR主要駅周辺の商業地域を中心に上昇地点が多く見られる一方で、人口減少が続く地域や郊外の期成住宅地域、古くに開発された郊外の大型住宅団地、古くからの既成商業地域などを中心に下落地点が見られる。
県全体の用途別平均変動率を見ると、住宅地はプラス0・2%(前年マイナス0・2%)と17年ぶりに下落から上昇に転じた。商業地はプラス2・1%(同プラス1・0%)で3年連続上昇、工業地はプラス4・2%(同プラス3・7%)で5年連続上昇、宅地見込地はプラス1・1%(同プラス0・5%)で4年連続上昇となり、いずれも前年より上昇幅が拡大した。林地はマイナス2・8%(同マイナス4・0%)で30年連続の下落となったが、下落幅は縮小した(表参照)。
市町別の全用途平均変動率は、大津市、草津市、守山市、栗東市、野洲市、彦根市、愛荘町、甲良町、多賀町、近江八幡市、甲賀市、湖南市の12市町が上昇、竜王町が上昇から横ばいとなり、長浜市、米原市、高島市、東近江市、日野町、豊郷町は前年に引き続き下落となった。
また、県内の住宅地では大津市一里山3が22年連続、商業地では草津市大路1が6年連続で最高価格地点となった。
なお、東近江市の用途別平均変動率は、住宅地がマイナス0・7%(同マイナス1・1%)で下落幅が縮小、商業地はプラス0・6%(同プラス0・2%)、工業地はプラス4・3%(同プラス3・9%)といずれも上昇幅が拡大した。一方、住宅見込地はプラス0・8%(同0・0%)となり、横ばいから上昇に転じた。
また、県では今年、東近江市、大津市、高島市に新たな産業用地の開発を定めたが、「今後、本格的に分譲が進めば各地域の地価が大きく上昇する可能性もあるが、今回調査時点では、影響は見られない」としている。






