栗東市の中村友美さんが知事賞受賞
【全県】 県、県教育委員会、県芸術文化祭実行委員会、公益財団法人びわ湖芸術文化財団、滋賀県写真連盟が主催する「第64回滋賀県写真展覧会」の審査会が行われ、最優秀賞となる知事賞を栗東市の中村友美さん(64)の作品「メルヘンチック」が選ばれた。
同展覧会は、県民の意欲的な写真作品の創作発表を奨励するとともに、文化芸術に親しみ、鑑賞する機会を広く提供することにより、県内の写真文化の高揚を図ることを目的とし、毎年、県芸術文化祭主催事業の一環として実施されている。
今年度は県内在住か通勤・通学する20歳~91歳の226人から計542点の応募があり、そのうち123点が一次審査を通過し入選、そこからさらに今月8日の二次審査を経て知事賞1点と特選16点の入賞が選出された。審査員を務めた写真家の斎藤裕史氏は今年度県展の総評として「今回選ばれた作品には、視覚的なインパクトだけでなく、見る者の心を癒す静かな力を感じました」とコメントしている。
今回、知事賞を受賞した中村さんの作品は、今年1月、ツアー旅行の途中で立ち寄った中国・雲南省の公園で、「雨が降る前の空と風船のカラフルでインパクトのあるのが面白いと思わずシャッターを切った」という1枚。審査員の斎藤氏は「カラフルな小屋から顔をのぞかせる馬と、空へ舞う風船の鮮やかな色彩が、沈んだ空との鮮烈なコントラストが、幻想的な雰囲気を際立たせています。旅立ちを予感させる構図には物語性が宿り、現実と空想の境界が曖昧になることで、写真が静かに語りかけてくる印象深い作品です」と選評を述べている。
作者の中村さんはこれまでも数度県展へ写真を応募し、入賞経験もあるが、知事賞の受賞は初。「受賞したのがうれしく、知人にも報告した」と喜びを語る。
同展覧会の入選作品は21日まで大津市瀬田南大萱町の県立美術館ギャラリーで展示されている。21日には、同美術館木のホールで今年度受賞者に対する表彰式(午後1時30分~)が催される他、ギャラリーで審査員による講評会(午後2時45分~)も行われる。また、同期間中、若い世代を対象に滋賀県写真連盟が主催した第2回滋賀県U20写真展覧会の展示と表彰式も行われる。






