今年度秋季のツキノワグマ出没予測
【全県】 県は今年度秋季のツキノワグマの出没予測として、「湖北地域では全体的に資源量が少ないため、集落近くへの出没が多くなることが懸念される」とし、「一般的に、秋季は冬眠前のツキノワグマが餌を求めて行動範囲が広くなると言われているので、十分に警戒を」と呼びかけている。
県内では今年度8月31日現在、例年以上にクマの目撃件数が多かった昨年度とほぼ同様の目撃が報告されている(表参照)。
県が今年度秋季のクマの出没可能性予測を行うため、クマの生息数が多いとされる湖北地域と湖西地域の山地でクマの栄養源となる堅果類の豊凶調査を実施したところ、ブナは両地域で凶作、ミズナラは湖北地域で不作・湖西地域で並作、コナラは湖北地域で不作・湖西地域で並作だった。
県では「奥山で堅果類を含む果実が不足すると、ツキノワグマが人里まで餌を求めて出没することがある」とし、「目撃情報は最寄りの警察署(110番)か県へ目撃場所・目撃時間・大きさ・移動方向・何をしていたかなどの連絡を」としている。
また、ツキノワグマとの遭遇を防ぐために、▽餌になるような生ごみや農産物の収穫残さ、コンポスト、ぬか漬けなどの発酵食品、ペットフード、油粕などの有機肥料、燃料、塗料、ハチの巣などを野外に放置しないようにし、収穫の予定のない柿や栗の実は撤去する。▽クマは人里近くに出てくる場合、夜間から明け方にかけて行動することが多いため、早朝や夕方などの単独行動を避け、鈴、笛、ラジオなどで音を出して行動する。▽道端や人家周辺のやぶや暗い林を切り開き、見通しを良くする――などの対策も合わせて呼びかけている。






