日の目見る 貴重な作品
住民主役のまちづくり
お田植え祭
フジとツツジが見ごろ
環境影響評価調査の結果説明
▲嘉田知事
嘉田由紀子知事(57)はこのほど、横浜国立大教授の嘉田良平氏(59)と離婚したことを明らかにした。研究者である良平氏は、政治に関わるべきでないとの思いが強く、知事選出馬から二人の溝が深まったという。十二日に離婚届を提出したが、離婚後も嘉田姓で公務を行う。なお嘉田知事のコメントは次の通り。
◇ ◇ ◇
「三十五年間つれそった嘉田艮平とそれぞれの道を歩む決意をし、咋日離婚届を提出しました。プライベートなことですが、県民の皆さんの負託を受けた知事として、皆さんにお知らせさせていただきます。知事選挙に出ることを決意した時点から、私は大好きな滋賀県/琵琶湖と結婚する覚悟でした。一昨年七月の知事就任以降は、プライバシーもなくなり、つれあいには迷惑をかけたと思います。夫には研究者として自らの研究や後進の指導をするという人生があり、それに加えて、知事の夫という立揚を同時にお願いすることは心苦しいことでした。お互いの人生を悔いのないものにするためには、このたび、ふたりの子どもが独立した、という機会もあり、このようにさせていただきました。なお、名前は嘉田由紀子のままです。嘉田良平と結婚し、嘉田由紀子として、嘉田家の人たちに見守られながら二人の子どもを育て、仕事を続けてきた、という長い道のりがあり、嘉田由紀子という名前に愛着と誇りを持っているからです。この離婚は前向きに、お互いの人生を考えて、より良い選択だと納得した結果です。夫には、これまでの人生を支えてきてもらったことに心から感謝しています。大変すばらしい人なので、新たな人生でも、充実した時間を過ごし、幸せになっていただいきたいと願っております。大切な友人として今後も見守ってほしい、と思っています。私としては、これを機に、さらに、知事としての責任をはたすため、全身全霊をこめて、滋賀と琵琶湖の未来のために仕事をしていく覚悟です」。
▲文化財展のPRチラシ
愛荘町松尾寺にある町立歴史文化博物館(金剛輪寺参道脇)で、十八日まで「愛荘町・新指定文化財展」が開かれている。
同町には、国宝一件を含む国指定文化財十八件、県指定文化財五件、今春新たに指定きれた四件を加えた町指定文化財が十二件と、豊かな文化財を有している。
しかも、その質の高きと多様さには目を見張るものがあり、古代から近現代まで常に歴史の表舞台にあった近江という土地柄もあるが、天台の古刹・金剛輪寺という文化財の宝庫を抱えている点にも恵まれている。
新たに町指定文化財に指定されたのは、彫刻二件、絵画一件、有形民俗文化財の一件で、これまで論文などに取り上げられるなど、その価値は広く認められているものばかりで、特に「紙本着色矢取地蔵縁起絵巻」は、十五世紀半ばの基準作例として、これまで注目され続けてきた。
今回展示されている文化財は、これまで一般に公開される機会が少なかった作品がほとんどで話題を集めている。入館料は、大人三百円、小・中学生百五十円。詳しくは同博物館(TEL0749―37―4500)へ。
【主な展示品】木造狛犬(一対)鎌倉時代、金剛輪寺所蔵▽木造聖観音立像(一躯)鎌倉時代 廣照寺所蔵▽紙本著色矢取地蔵縁起絵巻(一巻)室町時代、個人所蔵▽紙本著色熊野観心十界曼茶羅図(一幅)江戸時代、寳満寺所蔵▽木造狛犬(一対)南北朝時代、上蚊野所蔵▽銅造千手観音像鏡像(一面)平安時代、安孫子所蔵▽金銅瓶鎮柄香炉(一柄)平安時代、金剛輪寺所蔵▽鰐口(一面)室町時代、軽野神社所蔵
◆湖東・愛荘町◆
住民が主役のまちづくりを推進する愛荘町は、十七日午前九時半から「まちづくり百人委員会全体会」を愛知川公民館大ホールで開催する。
町民の視点で町の現状を見詰め、掘り起こした課題解決ヘの議論から、委員の意見をまとめた提案書を村西俊雄町長に提出するほか、今後の活動の方向性を探る。
続く基調講演では、滋賀大学の北村裕明教授が演題「住民参画・協働のまちづくりをめざして」について話す。京都大学大学院博士課程修了の北村教授は、財政学や非営利組織論などが専門分野で、前愛荘町総合計画審議会会長を務めている。
最後に、同委員会から生まれたグループ「よさこい江州・愛翔」(メンバー四十六人)が、江州音頭のフレーズを使い、現代風リズムに乗せてヒップホップ、サンバなどのステップを用いたダンス風盆踊り「よさこい愛荘バージョン」を披露する。
◆東近江・東近江市◆
東近江市小脇町の太郎坊宮は、十八日午前十一時から恒例の「お田植え大祭」を同宮参道第二鳥居横のご神田で催す。
昭和十五年から毎年続けられている同祭には、県内外から多くの参拝客や見物客が訪れ、五穀豊穰や産業発展、家内安全、隆昌などを祈願する。
奉耕手に選ばれた男女児童が、色鮮やかな田植え姿にすげ笠をかぶり、太鼓の合図とともに数え歌に合わせて、一本ずつ丁寧に稲苗をご神田に植えていく。県内初夏の風物詩の一つ。
ご神田周辺には屋台が立ち並び、地域特産品の販売も行われ、小学生以下の子供(先着百人)にお菓子が進呈される。詳しくは太郎坊宮(TEL23―1341)へ。
東近江市北坂町(旧愛東町百済寺戊)のグラウンドでは、フジとヒラドツツジの花が最盛期を迎え、花の見ごろは今がピーク。約二十五年前の土地改良事業完了に伴い、整備されたグラウンドに盆栽のフジの木が移植されたもので、見事に咲いた花は、グラウンドの利用者だけでなく、地域住民や道行く人の目を楽しませ、心安らぐひとときを醸し出している。
▲説明会で示された土地利用計画図
近江観光株式会社(安東謙一取締役社長)と三井不動産株式会社(岩沙弘道代表取締役社長)が十一日、竜王町薬師地先の土地約十八ヘクタールに計画している「(仮称)竜王商業施設開発計画」の環境影響評価準備書に関する説明会を竜王町防災センターで開いた。
●年間500万人想定
同計画は、近江観光の土地を三井不動産が借り受けて進めるもので、名神高速道路竜王インターチェンジに接する至便の立地を生かし、地域周辺のサービス機能強化と地域全体の発展・活性化に貢献することを目的に、広域集客力を有する商業施設(延べ床面積約九万六千七百平方メートル)を開発する。
“高質な時間を提供するリゾート感が楽しめる空間創出”を事業コンセプトに、回遊性に優れた低層二階建のオープンモールと駐車場約三千三百台分を、第一期から第三期まで段階的に整備していく。第一期工事は、平成二十一年春頃から着手し、翌二十二年夏頃にオープン予定。
店舗数は、衣料品・雑貨などを取りそろえた物販とカフェ・レストランを含めて約二百店。営業時間は、午前九時から翌午前一時(物販店のみ午後九時)までを計画しており、年間約五百万人、休日約三万一千人の来客を想定。また、来客者の六五%が名神高速道路、三五%が国道を利用するとも予想している。
●環境アセス結果
午後八時からの説明会には、地元住民と町役場職員約四十人が参加し、事業者である近江観光と三井不動産、環境影響評価調査の委託を受けた株式会社オオバの担当者ら約二十人が顔をそろえた。
開発が与える環境への影響について、同町薬師・小口・七里・山面・須恵・鏡・西川・西横関・鵜川を対象に、大気質・騒音・振動・水質・地盤・動植物・生態系・景観・廃棄物・温室効果ガス・文化財など多角的に調査した結果、「地域環境に著しい影響を及ぼすものではなく、環境を適正な水準に維持することが可能である」と結論付けた。
●地元住民の不安
住宅団地と事業区域が近いこともあって、参加住民は、工事車両・利用客の車の排気ガスや粉じん飛散、騒音、交通量増加による渋滞、深夜営業による風紀の乱れなど生活環境の悪化を心配し、「道路工事に入るのであれば、着工後の粉じん飛散濃度なども公表してほしい」と求めた。
これに対して、事業者側は、工事に際して粉じん発生の未然防止・早期発生防止に努め、住宅団地側に自然林と造成緑地を設けて緩衝材にするとし、着工後の濃度数値の公表は基本的にしない考えを明らかにした。
オープン時やセール期に想定外の事態が発生することもある道路交通問題には、交通誘導員の配置や主要幹線道路の誘導看板設置などで対応するほか、竜王インターチェンジ交差点から左折専用レーンを確保するよう関係機関と調整し、円滑な交通環境整備・対策を講じる方針を示した。
このほか、汚水処理は竜王町が希望が丘リッチランドまで敷設する公共下水道管に接続して放流し、雨水排水のみ善光寺川へ放流する形をとり、貴重種のオオタカの営巣地についても事業区域から約六百五十メートル離れた丘陵地で確認したため、影響はないとしている。
最後に「説明会はこの場限りか」という住民の問いには、「工事着工時など折に触れて開くなど、接点はこの場限りではない」と答えた。
●意見書を募集中
現在、竜王商業施設開発計画に係る環境影響評価準備書の縦覧(貸し出しあり)が、同町生活安全課など県内四カ所で行われており、近江観光と三井不動産は六月十四日まで環境保全の見地から意見書を募っている。
詳しくは、近江観光株式会社管理本部(04―2903―1101)または三井不動産株式会社関西支社事業推進部事業グループ(06―6205―6807)へ。





