第3弾は「端午 菖蒲の節供」
=来月4日まで 白雲館で開催中=
◇東近江・近江八幡市
分野の違う県内の女性創作家五人のグループ「時遊花(じゆうか)はまぼうふう」の作品展が、近江八幡市為心町元の白雲館で開かれている。十二月四日まで。入場無料。
メンバーは、組みひもの細野セツ子さん(草津市)を代表に、創作衣装の松田邦子さん(草津市)、押絵の古河芳子さん(甲賀市)、書道の樫野豊子さん(竜王町)、創作衣装の萩永奈弓さん(大津市)の五人。
六年ほど前に日野町のわたむきホール虹で開催された合同展ではじめてお互いの存在を知り、互いに刺激しあいながら創作力を高め、地域の人たちにアピールできるものをいっしょに作り続けていこうとグループを結成。それぞれの名前の頭文字を組み合わせてグループ名を「はまぼうふう」(砂丘に咲く花)に決め、日本の古来から伝わる伝統や文化を大切にしようという意味の「時遊花」をコンセプトに、毎月集まって活動を続けている。
毎年一節供ずつを表現する作品展「五節供を飾る」は今年で三年目。第一回「七草」、第二回「上巳 桃の節供」に続き、今回のテーマは「端午 菖蒲(しょうぶ)の節供」。
会場には、共同制作の大作二作品も展示する。「鯉のぼり」は、古い鯉のぼりに子どもの帯揚げで作った鮮やかなウロコと帯締めで作ったヒゲが施され、藍染めの布に漂白剤で脱色して雲をイメージして書かれた『風ぐるま』の書、組みひもの菖蒲などで水辺の様子を表現。「兜(かぶと)」は、押絵の豪華な装飾で飾られた兜の周りに、はまぼうふうの家紋が刺繍(ししゅう)された旗が勇ましく並ぶ。
個人作品では、古河さんはこれまでにない洋画の押絵に取り組んだ。色鮮やかなドレスの端切れで作ったディズニー作品などは、子どもたちの人気を集めそう。
細野さんは組みひもの作品展に加えて今年も実演で、組みひもの魅力を紹介している。昨年来場者と一緒に作った体験作品も展示する。
松田さんはオペラ歌手の故・山本法子さんの衣装として作製した「近江八景」シリーズの中から『粟津の晴嵐』と『矢橋の帰帆』を出品。それぞれ安藤広重の絵画「近江八景」に描かれた風景を表現している。
樫野さんは源氏物語千年紀に合わせて色紙に描いた書と絵などを寄せた。単なる書で終わることなく、随所にアイデアや新たな試みが折り込まれている。
萩永さんは湖の子どもをテーマに、子ども用着物をリメイクして、手まりの柄を生かしてカラフルに輝く石を施して湖面に光る水を、ストールで湖面を渡る風を、表現した。
展示作品は共同作品と個人作品合わせて百点近くに上り、来場者は豪華で上品な作品の数々に目を奪われている。






