◇全県
昨年一年の世相を表す漢字に「変」が選ばれた。米大統領選で「チェンジ(変革)」を掲げたバラク・オバマ氏の勝利やサブプライムローンに端を発する世界的な金融市場の変動などがその理由である。とくに金融情勢の変化は、百年に一度の世界経済の危機といわれるだけに、世界が英知を結集して取り組まねばならない緊急課題だ。
「変」は、なにも世界経済ばかりでない。地球温暖化の影響で、集中豪雨や台風・ハリケーンなど、最近、相次いで起こる気象の「異変」も深刻である。足元の琵琶湖でも、北湖で低酸素化が進んでいる。人類の生存にかかわる地球温暖化に対し、滋賀県は昨年、2030年までに温室効果ガス排出量を50%削減するビジョンを打ち出した。
これは「できるか、できないかでない。やるか、やらないかだ」(嘉田由紀子知事)という“滋賀の覚悟”でもある。いのちの地球をもっとクールにするために、今年は、身近な家庭から、企業から、地域から、温暖化対策の「キックオフ宣言」の年にしたい。
(CO2削減に一役買おうと、彦根城を優雅に走る「ベロ(自転車)タクシー」。あなたも一度、乗ってみませんか。写真=畑多喜男)






