老若男女 約230人参加
◇東近江・蒲生
蒲生地区人権のまちづくり協議会(岡崎嘉一会長)主催の「第三十回蒲生地区明るいまちづくり市民のつどい」が七日、あかね文化ホールで開かれ、参加者約二百三十人が暮らしの中に存在する課題に目を向けた。
特別報告で、朝桜中学校二年生の鈴木琴音さんが人権作文を発表し、交通事故により不自由になった手で学校に通い勉強する弟の姿を通して「自分たちよりも何倍も努力して生きている人のために、どうすれば力になれるかを考えてほしい。小さな当たり前の行動に救われる人はきっといる。みなさんもその一人になってください」と訴えた。
また、平成十八年度からいじめ撲滅に取り組む同校生徒会は、いじめに関するアンケート結果から「暴力ではなく言葉で傷つけるいじめが多く、生徒の半分はいじめに気付いておらず関心が薄い」と分析、人権委員会を発足させて「誰もが安心して学校生活を送れるようにし、いじめを許さない地域にしていきたい」と宣言した。
続くテーマ別報告では、池田牧場の池田喜久子さんがイタリアンジェラートや農家レストラン創業までの道のりを振り返り「農を語らずして、食は語れない。男でもなく、女でもなく、一人の農業者として、都市と農村の距離を縮めていくことが私の役割だと思う」と述べ、信念を貫く起業家としての思いを披露した。
障がい者の人権の観点からは、東近江通園くすのきの犬飼宗潤理事長が、重度障がい者で寝たきりの娘の日常に触れつつ「子育てを通じて、一人でお風呂に入れてご飯を食べられる、また自分の口と言葉で自分のことを話せる喜びを知り、何気ない生活の中に幸せがいっぱいあることを教わった」と語り、当たり前でない世界があるからこそ福祉の行き届いた社会の必要性を強調した。
一方、同時開催の“子どもと大人のシンポジウム”では、参加者約九十人が見守る中、小学生三人・中学生二人・大人三人の代表シンポジストが「携帯電話~便利さと危うさ~」をテーマに本音トークを繰り広げ、親子・学校にとどまらず地域で話し合っていく大切さを確認した。







