近畿地方整備局が「河川水辺の国勢調査」
◇全県
近畿地方整備局は、安全での豊かな河川を保全、再生、創造することを目的に、「河川水辺の国勢調査」を行い、結果をこのほどまとめた。県内関連は次の通り。
▽野洲川=絶滅危惧IB類(IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種)のゲンゴロウブナ、ニゴロブナ、絶滅危惧・類(絶滅の危険が増大している種)のハス、準絶滅危惧のスゴモロコが引き続き確認された。
しかしながら、前回調査(平成十三年)に確認された準絶滅危惧のビワマスについては、今回確認されなかった。上流域の工事による影響により河川形態が一部変化したものと推測される。
また、中流域にある落差工の上下流が移動の妨げになっており、連続性回復のため落差工の魚道改築工事を実施するとしている。
▽瀬田川=絶滅危惧IB類のワタカが今回調査で初めて確認された。ワタカは、ヨシ場を主な生息場所とし、琵琶湖では湖南・湖東部の沿岸や内湖に生息し、河川では下流域のワンドや流れのほとんどない水路に多く生息している。
▽草津川=琵琶湖・淀川水系の固有な種として知られている絶滅危倶IB類のゲンゴロウブナが、草津川では今回調査で初めて確認された。絶滅危惧・類のハス、ツチフキ、準絶滅危惧のスゴモロコが前回調査(平成十六年)に引き続き確認された。
草津川の上流部で確認種が増加しているのは、草津川放水路整備が完工し、環境の多様さを備えてきたことに起因するものと考えられる。ツチフキは、濃尾平野、近畿地方、山陽地方、九州北西部に分布し、平野部の湖や池や流れのほとんどない水利用水路に生息している。







