日午後5時から びわ湖放送で放映
◇全県
日本医師会のテレビ健康講座「三方よし手帳で安心!~滋賀県最新医療連携リポート~」で、地域医療の県内最前線『東近江の取り組み』が、五日午後五時から半時間、びわ湖放送で放映される。日本医師会が地域医療の先進事例として紹介するもの。
中核医療を国立病院に頼ってきた東近江市は、合併で能登川、蒲生の市立二病院を抱えると同時に、公立病院の医師不足が追い討ちをかけ、救急体制に至っては近江八幡市立総合医療センターに依存するなど、医療体制の整備が緊急の課題となっている。
迫り来る医療体制の崩壊に何とか歯止めを掛けたいと、NPOしみんふくしの家八日市と東近江医師会が連携して、「市民が考える医療フォーラム」を開き、先進事例の講演や医師、看護、介護、患者などからの意見を参考に、今後の地域医療のあり方を市民サイドから模索してきた。
これと並行して、東近江地域が目指すべき医療の姿を見い出そうと、「医療福祉を考える懇話会」が立ち上げられ、医師や看護士などの医療関係者、地域の暮らしを支える介護関係者、患者、患者家族、人生の終末にかかわる宗教家など、市民メンバーが中心になり、行政に提案、提言してきたことも見逃せない。
一方で、百人近い医療や介護関係者らが集まり、東近江の地域連携ネットワークを強固にする「三方よし研究会」も開かれ、圏内すべての病院が参加し限られた医療環境の中で、急性期、回復期、維持期を専門的に支えることも話し合われてきた。
研究会には、医師会の協力で一般診療所、在宅を支える訪問看護や介護施設の関係者も加わり、より強固な体制が出来つつある。総合病院の関連機関では、クリティカルパス(ケア工程表)で連携しているケースはよくみられるが、地域の医療、保健、福祉機関が連携するクリティカルパスは珍しく、全国的に注目を集めている。
この地域連携パス「三方よし手帳」(脳卒中)は、発病直後の急性期(入院時)の診療計画から、回復期の治療・リハビリテーション計画、退院後の医療・在宅療養まで、一人の患者の情報を地域全体で共有しようと作成され、維持期(在宅療養)にも活用されることから、患者の地域内カルテの役割を果たす。
東近江医師会や病院などの医療関係者らは、日本医師会が先進事例として取り上げた番組『三方よし手帳で安心』を見てもらって、東近江に求められる「切れ目のない医療と介護を連携させた地域医療の姿を実感してもらいたい」と話している。






