竜王町 町民一人ひとりが主人公
◇東近江・竜王町
町民一人ひとりがまちづくりの主人公として活躍するステージ「まちづくりチャレンジ88」。八十八の工程を経る米づくりのように、まちづくりも住民主導で手間ひまかけて育んでいこうと、竜王町で独自の取り組みが始まろうとしている。
「将来こんなまちになったらいいな」と、町民が望む将来像は多種多様。夢や希望の数だけまちを思う心が存在しているとも言え、「こんな活動をしてみたい」や「私ならこんなことができる」といった個々の考えと行動力をつないでいくことが無限の可能性を引き出すきっかけとなる。
そこで、竜王町の新たな道を切り開く観点からも、住民自ら原作者・プロデューサー・監督・役者になって思い描くまちづくりストーリーを実現し、多くの人と共有する舞台として「まちづくりチャレンジ88」が立ち上げられた。
竜王の歴史文化や自然環境、人材、地域の絆など固有資産を最大限に生かしつつ、参加者が持ち寄ったやりたいことやアイデアに対して、実践していくための道筋を全員で考え行動に移し、一過性で終わらない独自のまちづくり構築を目指す。
一人では実現不可能だと思っていたことも、挑戦する仲間がいれば前へ進めることもある。まちづくりチャレンジ88は、まちと人、人と人とを結び、町民が行政とパートナーシップを築き、まちづくりの担い手へと変身を遂げる踏み台としての役割も担う。
参加条件に規定はない。竜王町在住・在勤者以外でも、同町出身者や同町のまちづくりに興味のある人なら誰でも参加できる。将来を担う中学生の参加も大歓迎とのこと。
●「第0回セミナー」 30日 武道交流会館
現在、町民で構成する準備メンバーが、まちづくりチャレンジ88の意義や目指す方向性などについて知り、参加するきっかけにしてもらおうと、「第0(ゼロ)回スタートアップセミナー」を企画している。開催日時は三十日午後二時から、竜王中学校の敷地内にある町立武道交流会館が会場となる。
本格的な活動を始める前段として開かれるもので、「行政に頼らず、人集めもゼロからのスタート。まちづくりのスタート地点に立つためにも、一人でも多く人に全国から注目を浴びている講師の話を聞きに来てほしい」と来場を呼び掛けている。
気になる講師は、現三重県多気町農林商工課長の岸川政之さん(53)。三重県立相可高校食物調理科の現役高校生が地元の食材を使ってプロ顔負けの腕前を披露するレストラン「まごの店」や同校卒業生が経営する弁当・惣菜の店「せんぱいの店」のオープンを仕掛けるなど、地域活性化への光を若者が輝く場づくりに見い出す企画・行動力が全国から注目されている。
当日は、スーパー仕掛け人とも呼ばれている岸川さんが「町の宝を探し出せ!」と題して講演する。その後のワークショップで、参加者が輪になって竜王の魅力や可能性を語り合う。
参加無料で、事前申し込み不要。問い合わせは、同町政策推進課(0748―58―3701)まで。








