次のステップへ 課題は自主財源確保
◇東近江・蒲生
蒲生地区まちづくり協議会(向井隆会長)は二十二日、「平成二十二年度総会」を東近江市あかね文化ホール小ホールで開き、発足から三年半にわたる活動を基盤に次のステップへ着実に歩みを進めていくことを確認し合った。
午後七時半からの総会には、自治会代表者やまちづくり委員、地域活動団体代表者ら約百人が出席し、平成二十一年度事業報告・収支決算報告など六議案が原案通り承認された。
まちづくり計画の六本柱(地域防災・防犯の確立、地域福祉の推進・健康の増進、地域環境の保全、地域教育・生涯学習の確立、郷土文化の振興、地域産業の振興)に沿った今年度事業の中で、特に目を引くのが「新医療体制確立事業」。
東近江市内三病院の再編計画案が一定示されたものの、向井会長は「(住民が)どのような病院を望み、求めていかなければならないのか、何一つ形が見えていないのも実状」と指摘。傍観者ではなく病院づくり・地域医療確立に参画していく観点から、住民自身が先進地研修や講演会などで見識を深め、将来を見据えた医療体制の在り方を話し合い、行政へ提案していく場を設ける。
このほか、主な新規事業は▽大型金属製資源回収事業(市からの委託)▽蒲生公民館指定管理者制度の検討▽蒲生地区関連各種予定行事の統合情報紙の発行▽ふるさと蒲生野川づくり事業(啓発・調査・先進地研修・モデル地区設定など)▽共助から自助に向けた災害に強いまちづくり事業(炊き出しかまどや防災頭巾の製作普及)▽幸せな社会づくりにもつながる婚活支援活動▽健康体操的な振り付けをしたまち協音頭の普及―など。
また、今年四月に新しく発足した“万葉ロマンの里づくり部会”による蒲生地区内の歴史・文化を学ぶ「万葉の寺小屋」や、エコランド部会による「蒲生エコランド」構想策定に向けた検討会と手作りコンポストのモデル設置支援事業も注目される。
活動の発展・継続に欠かせない運営費は、今年度から市交付金が半額(二百四万円)となり、事業提案に基づき予算付けする新制度が導入された。
出席者からは「補助がなれば事業はしないのか。自分たちで何かをしていこうという取り組み方も必要ではないか」との意見が出され、向井会長が「自主財源について、今後、住民理解が得られるような方向性を見い出すための委員会を立ち上げていきたい」と答えた。
設立から三年半。蒲生地区まちづくり協議会は、自治会と連携する本部事業から各委員会(まちづくり計画推進、広報企画、ふるさと蒲生野川づくり)・部会(エコランド、ひだまり、あかね、ふれあい交流、万葉ロマンの里づくり)まで、それぞれ活動のすそ野を広げながら着実に人の輪を築いてきた。今後、さらなる住民意識の熟成と行政からの巣立ちが、同協議会飛躍のカギを握る。
役員改選による新役員は次の通り(敬称略)。
《会長》向井隆《副会長》田中政美、佐川昭子《事務局長》福永忠昭《会計》森田初枝《監事》中嶋忠二、福永藤雄







