石塔一区 自主防災組織に「要援護者班」
◇東近江・蒲生
東近江市の石塔一区(中江勝三自治会長、百十一戸)は先月二十日、「自主防災組織設立集会」を竹の鼻文化センターで開き、“地域は地域で守る”活動のスタートを切った。
昨年、石塔一区は「自主防災結成検討委員会」を立ち上げ、蒲生地区まちづくり協議会ひだまり部会主催の防災研修会にも足を運び、地域防災力の向上に必要な情報や知識を吸収した。
学んだことを生かして、火災・地震・風水害といった災害による人的・物的被害の発生・拡大を防止することを目的とした“自主防災計画”を作成。
防災組織は、情報・避難誘導・救出救護・消火・給食給水・要援護者の六班編成で、全班とも区内十四班の代表者で構成している。特に、高齢社会も見据え「要援護者班」を設けた点が目新しい。
また、各班の任務分担を平常時と災害時に分け、具体的な活動内容を明記。毎年、自主防災計画と組織構成員の見直しを行い、より地域の実状に応じたものへと作り変えていく。
住民約百人が参加した設立集会で、中江自治会長は「世界各地で洪水や地震が発生し、油断できる状況にない。石塔一区が安全だという保障もなく、自主防災は絶対に必要である」と強調した。
講師を務めた日野消防署南消防出張所の櫻本豊一警防係長は「今一度気を引き締め、もうすぐ地震が来るかもしれないという思いで見てほしい」と阪神淡路大震災のビデオを放映し、参加者の危機意識を高めた。
続いて、自主防災組織を全住民で運営していくとの共通認識を深めるため、班ごとに分かれて現時点で考えられる活動の問題点などを洗い出し、意見を交わした。
会場には、非常持出袋に入れておくと役立つ品物や消火器、住宅用火災警報器なども展示され、参加者全員が長期保存できるビスケットを持ち帰り、自主防災への第一歩を踏み出した。








