蒲生地区まち協 ひだまり部会 モデル地区申請を受付中
◇東近江・蒲生
「いざという時に協力する心づくりができる」。蒲生地区まちづくり協議会ひだまり部会(寺嶋嘉孝部会長)が十七日に蒲生公民館で開いた“炊き出しかまど製作モデル地区募集説明会”で、講演した彦根工業高校都市工学科・田中良典教諭がかまど作りの真の意義を説いた。
ひだまり部会が活動四年目に掲げる目標は、「共助から自助に向けた災害に強~いまちづくり」で、地域防災力を各家庭さらに自治会単位で高める取り組みを推進する。
その一つが“炊き出しかまどづくり”。午後八時からの説明会で、寺嶋部会長は「炊き出しかまどは、有事のときだけ使うものではなく、使い親しんでおくことが大切。できることから始め、地域防災力また自助力を高める機会にしてほしい」と、自治会長やまちづくり委員ら参加者約三十人に呼び掛けた。
蒲生地区版炊き出しかまどの基になったのが、県立彦根工業高等学校都市工学科の生徒たちが社会貢献の一環として、集落の公園や小学校、福祉施設などで普及している“防災かまどベンチ”(日常はベンチとして使用でき、レンガ囲いの土台の上に置かれた板を取り外すとかまどに早変わりする)。
同学科の田中教諭は「かまどを作って終わりではなく、ものづくりや防災訓練などを通じ、地域住民がコミュニケーションを図ることが重要」と強調し、誰でも製作できるように作成したという“活動の手引き”(DVD付き)を同部会に進呈した。
参加者は、田中教諭の実践例を聞き、防災訓練以外のときでもかまどを利用して「食べる楽しみ」を共有する事業展開が、防災意識の向上につながることも学んだ。
同部会では、今年度、炊き出しかまど製作モデル地区(三地区)を選定する。モデル対象となるのは、▽かまどを設置する土地を準備できること▽自治会内で協力し合い十二月末日までにかまどづくり作業ができること▽完成後かまどを利用した防災訓練を実施できること▽モデル地区の申請者は自治会長または自治会まちづくり委員であること―という四つの条件を満たせる自治会。
モデル地区に決まると、かまど一基分(二口)の材料費補助やひだまり部員の作業協力などの支援が受けられる。多数の自治会が申請した場合には、選考により決定される。
申請期間は八月十日までで、所定の申請書に必要事項を記入し、蒲生支所地域振興グループへ提出する。今回の説明会に出席していなくても申請は可能。詳しくは、蒲生地区まちづくり協議会事務局(0748―55―3030)へ。








