災害時、炊き出しに活用も能登川支所前に2基設置
◇東近江・能登川
東近江市能登川支所玄関前にこのほど、市内第一号となる災害時に炊き出しのできる「かまどベンチ」が二基設置され、レンガ積みに参加した子どもたちや近隣自治会長らを招いた火入れ式が行われた。
ベンチの大きさは、横一メートル九〇センチ、奥行き五六センチ、高さ五〇センチ。耐火レンガの土台部分を木製カバーで覆った構造で、二つの炉を備えている。普段はベンチとして使用し、災害などの非常時には座面を取り外して、炊き出し用の「かまど」として利用できるほか、座面は担架やテーブル、砕いてマキにも活用できる。
この取り組みは、災害発生に備えた防災と自助・共助・公助による減災意識の向上を図るとともに、実際に災害が起きた時の救援活動の一助にしようと、能登川地区まちづくり協議会(藤居正博会長)と地元企業らが手作りしたもので、レンガ積みに参加した能登川西小学校の学童児童や保護者、支所近隣自治会(躰光寺、垣見、本町、林、山路)の自治会長、関連部局の市職員らを招いて「安全祈願・火入れ式」を開催。さっそく、かまどベンチで炊いたスイトンを振る舞い、防災のコミュニティを広げた。
ベンチを設置した藤居会長ら協議会メンバーは「地域の皆さんが一体となって手作りできるものを、役に立つものをというコンセプトで製作しました。なるべく、使用しない(災害が起きない)ことを祈るが、緊急事態に備えなくてはと思います」と話し、実際に触れ合うことで活動の輪が広がることを期待しており、すでに数件の自治会から製作方法についての問い合わせがあるという。







