講演や展示、模擬店など
◇東近江・近江八幡
差別のない明るく住みよいまちづくりをめざして、近江八幡市の「2010人権フェスティバル」(同実行委主催、市・市教委・財団法人近江八幡市人権センター共催)が五日、安土町総合支所の安土コミュニティ防災センターで開かれた。
市民の自主的な参画や相互交流による人権意識の醸成を目的に開催。実行委員会の野村治夫会長は「幼児や高齢者が犠牲となる事件が相次いで起きている。大人の教育も見直さなければならない。人権は生まれながらにして与えられた権利。大切なものを忘れかけているのではないだろうか」と、市民約二百人が参加した開会セレモニーで訴えた。
人権学習ファシリテーターの加藤敏明さんは記念講演会「心にひそむ差別のワナ ステレオタイプ・偏見・差別のメカニズム」で、差別は社会のしくみの中に宿るものと一人ひとりの心の中に生まれてくるものがあるとした上で、人はそれぞれの頭の中の“入れ物”にあらかじめ入力された情報で物事を判断するため、悪い情報が重なれば悪いイメージとなり、社会的排除(差別)が生まれると、差別のメカニズムを説明した。
これを解決するには、小さなころから様々な文化や人との交流・出合いにより、より多くの情報を入力することで偏見を排除すること、また、意識(心)は急に変えられないが、行為は喫煙マナーなどのようにルールを作ってコントロールし、常識化することで変えられると指摘した。
センター内では、人権センターの取り組みや、日本語指導教室の子どもたちの陶芸、作文、絵画、暑中はがきといった力作が展示紹介され、参加者の関心を寄せていた。
屋外では、多文化共生団体によるブラジルの焼肉「シュハスコ」や韓国の「チジミ」中国の「ギョウザ」の販売や、人権推進団体による飲食物やゲーム、北里自治会の地元野菜販売などの模擬店が並び、八幡地域青年会の男性デュオ「若造」によるミニコンサートなどで、楽しく交流した。








