戦前の超特急あじあ号など1000点
◇湖南・栗東
JR草津線全線開通百二十年を記念して、栗東市の故竹村定治さんの三千点を超える鉄道コレクションのうちから、選りすぐりの千点を紹介する「鉄道模型の世界展」が十月十一日まで、栗東歴史民族博物館(栗東市小野)で開催されている。 入場無料。
竹村さんは大正十四年(一九二五年)、葉山村伊勢落で生まれた。幼い頃から列車が好きで、家の近くの草津線に列車の音が聞こえてくると姿が見えなくなるまでずっと見送り、家の中では机いっぱいにレールを描き、「ゴットンゴットン」といいながら列車のおもちゃを走らせていたという。
鉄道コレクションの収集が始まったのは、終戦後に国鉄に復職してからのことで、物のない時代だったので、寄せ集めの材料でつくられた模型を集めるところから始まった。
収集活動は、関西鉄道学園の講師を昭和五十六年に定年した後も続けられ、平成二十年に亡くなる前にも、体調を崩して入退院を繰り返しながらも、車いすで東京へ購入に出向くなど精力的に続けられた。
コレクションは竹村さんが亡くなる直前に同館へ寄贈され、市民学芸員と職員による整理が現在も進められている。
会場には、戦前の超特急「あじあ号」をはじめ、特急つばめをけん引した超大型旅客用機関車「C52」、そして現代の新幹線車両など新旧の鉄道模型、記念きっぷ、メダル、コインなどが展示されている。
なお、関連イベントとして、鉄道模型の運転会が十月九・十日の午前十時から午後四時まで、十一日に午前十時から午後三時まで開かれる。
問い合わせは栗東歴史民俗博物館(077-554-2733)へ。








