近江日野田舎体験受け入れ家庭が習得
◇東近江・日野
国内外の教育旅行(修学旅行や野外活動、農村生活体験など)を受け入れている“三方よし!近江日野田舎体験推進協議会”が二日、「体験インストラクター・スキルアップ研修」を日野町林業センターホールで開き、今話題の四万十川新聞バッグづくりを学んだ。
田舎体験プログラムの構築力と体験指導力の養成を図るのが目的で、三回目の研修には、「今の時期にいろいろなことを学びたい」との思いを抱く受け入れ家庭の男女二十二人が参加した。
今回のテーマは、折り紙文化ともったいないの融合形「四万十川新聞バッグづくり」の習得。日本最後の清流と言われる四万十川に負担をかけないものづくりを軸に、道の駅の運営をはじめ新たなコミュニティービジネスを展開する株式会社四万十ドラマ(高知県高岡郡四万十町)の黒田ミユキさんと宮脇由希子さんが講師を務めた。
「四万十の産品すべて新聞紙で包もう」との発想に四万十川流域で暮らす主婦の知恵が合体し、誕生したのが四万十川新聞バッグ。地元の情報発信も兼ねて高知新聞を使用し、はさみを使わず折ってのり付けするだけ。丈夫さに加え、デザイン・サイズも多彩で、使い終えたら古紙回収に出せるのもエコ。
日本人の美意識が詰まった四万十川新聞バッグは、アメリカやイギリスへも輸出されて人気を博し、平成二十一年から始まったインストラクター養成講座を受講した人は全国で延べ九十九人にのぼる。また、新聞バッグなどの売り上げの一部は、四万十川流域の環境保全事業に活用されている。
同推進協議会からも女性三人がインストラクター養成講座を受講し、当日は参加者のサポート役に徹した。「不器用だから」と苦戦していた男性陣も、小・中・大と作りあげていくうちにコツをつかみ、カラー広告や印象的な写真を側面に配した自作バッグに「ほー」と声をあげ、手本通りの出来栄えに満面の笑みを浮かべた。
子育て経験を生かして教育旅行を受け入れている奥井悦子さんは「特別なことをするのではなく、自分が普段していることを子どもたちと一緒にすればいいと教わり、(教育旅行を受け入れるのも)気が楽になった。日野の伝統料理を一緒に作ったり、畑に野菜の苗を植えるといった体験プログラムに、みんなで取り組むと楽しい四万十川新聞バッグづくりを加えたい」と意欲を燃やし、自らの知識・技の幅も広げた。








