歴史や文化に触れながら
◇東近江・近江八幡
織田信長ら戦国武将や姫たち約四百人が安土城をめざして安土のまちを練り歩き、安土城跡周辺では住民手づくりの楽市や様々なイベントが繰り広げられるなど、五日の第二十七回あづち信長まつりは県内外から大勢の見物客も訪れ、天下統一の夢をよみがえらせる活気に満ちあふれた。
今回は、「東日本大震災被災地元気回復支援がんばろう日本!楽市」のコーナーも開設され、福島県と宮城県の特産品の販売や義援金の募集も行い、安土から東日本へ元気と早期復旧の願いを届けた。
また、インターネットを使った動画生中継も行われ、まつりの様子や信長からローマ法王に贈られた「安土城屏風」の探索プロジェクトが全世界に配信されるなど、まつりのスケールもいっきに拡大した。
参加者は、地元のグルメに舌鼓を打ったり、手こぎ和船でゆったりと堀からの景観を楽しんだり、子どもたちはダンボールで甲(かぶと)や鎧(よろい)づくりに挑戦、スタンプラリーで賞品を獲得する人もいれば、大手道下はまるで武者や姫との写真撮影会場と化した。さらに、安土山入山が特別無料となったこともあって、大勢の家族連れらが安土城天主跡をめざした。
安土町観光協会のイメージマスコットキャラクターのゆるキャラ「らんまる君」が県のゆるキャラ「江」と登場し、ちびっ子たちから引っ張りだこだった。
まつりのイベントの中でも人気のある鉄砲隊演武で鉄砲が暴発して安土信長鉄砲組の男性一人が顔にやけどを負う事故があったが、一番手の雑賀鉄砲衆で合図前の誤砲、二番手の彦根鉄砲隊でも不発から暴発があり、見物客が心配そうに見守る中、事故が起きたものの演武は最後まで続けられた。「毎年楽しみにしている。安全に配慮して、来年も続けてほしい」と、戦国時代の雰囲気を感じさせてくれるイベントの継続を願う声が見物客から聞かれた。









