きょうから 現地探訪と講議
◇全県
県教委は聖泉大学総合研究所との共催、甲賀市教委・長浜市教委・大津市歴史博物館・肥田城水攻め研究会の協力で、連続講座「近江の城郭~歴史の舞台となった城~」(全六回)を三十日から開講する。
近江は、交通の要衝で、都のあった京にも近く、政治的にも重要な場所として、権力争いの舞台の地とった。今回は、戦国時代から信長・秀吉時代にかけて、様々な歴史的事件の舞台となった城郭を取り上げ、例年通り、城跡の現地探訪と関連するテーマでの室内講議をセットで行う。
第一回「足利将軍と戦国の動乱」(七月三十日午前十時十分JR油日駅集合)は、甲賀市和田の和田城跡・和田支城跡と油日総合文化センターを訪ねる。室町幕府第十三代将軍足利義輝が松永久秀等に殺された時、一緒に襲撃を受けた後の十五代将軍義昭を救出した和田惟政の本拠地。義昭はしばらくこの地に滞在した。
第二回「賤ヶ岳合戦と城郭」(八月二十七日午前十時二十六分JR木ノ本駅集合)は、長浜市木之本町・余呉町の賤ヶ岳城跡・大岩山砦跡ときのもと交遊館を訪ねる。織田信長の死後、羽柴秀吉と柴田勝家が覇権を争った賤ヶ岳の合戦。この時、柴田軍の猛将・佐久間盛政が羽柴軍の中川清秀が守る大岩山砦を急襲した。
第三回「小谷城攻防戦と城郭」(九月二十四日午前十時十九分JR河毛駅集合)は、長浜市中野町の虎御前山城跡と同市湖北町の伊部公民館を訪ねる。織田信長が浅井長政の居城小谷城を攻撃するとき、本陣を置いた城。
第四回「姉川合戦と城郭」(一月二十八日午後一時十五分石田会館集合)は、長浜市石田町の横山城跡と石田会館を訪ねる。姉川合戦後、羽柴秀吉が城番として置かれた城。織田信長の浅井攻略の基地となった。
第五回「野良田合戦と肥田城水攻め」(二月二十五日午後一時聖泉大学集合)は、彦根市肥田町の肥田城跡と聖泉大学を訪ねる。在地領主・高野瀬氏の居城。永禄二年(一五五九)浅井氏に通じたため六角氏により水攻めにされる。また翌年、浅井・六角が激突した野良田合戦の舞台となった。
第六回「滋賀の陣と城郭」(三月十七日午前十時半大津市民文化会館集合)は、大津市錦織町の宇佐山城跡と同市御陵町の大津市民文化会館を訪ねる。織田信長が元亀争乱の時、浅井・朝倉軍の南進に備えて築いた城。延暦寺焼き討ち後、志賀郡を与えられた明智光秀も坂本城に移るまでここにいた。
定員は各回当日受付先着百二十人(事前申し込み不要)。参加費は、保険代等実費分を当日徴収。単独回のみの参加も可。受講者には各回修了証を贈呈。少雨決行。第一~三回・第六回は弁当持参。
問い合わせは、滋賀県教育委員会事務局文化財保護課城郭調査担当(近江八幡市安土町下豊浦 城郭調査事務所内 TEL0748―46―6144)まで。






