近江牛の安全性を証明 11月からは全頭検査へ
◇全県
県は二日、前日に行った県内産牛肉の検査で放射性物質は検出されなかったことを発表し、「近江牛」の安全性を確認した。
検査は、福島第一原発の事故による放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた牛の肉が流通していることから、汚染された稲わらを食べていない県内産牛の安全性を確認することで、消費者の不安解消と、生産者を風評被害から守るために行っている。
一日からはじまった検査は、県内百八戸から出荷された肉牛について一頭ずつ「全戸検査」するもので、この日、近江八幡市長光寺町の滋賀食肉センターに持ち込まれた三十六戸の六十八頭のうち、六戸の六頭の首の部位五百グラムずつが、同市北之庄町の民間検査会社、株式会社日吉に持ち込まれ、検査を受けた。
一センチメートル角程度に細かく刻まれた肉百グラム程度を透明で円筒形の専用容器に移し、一頭分ずつゲルマニウム半導体検出器に投入すると、約三十分でヨウ素131、セシウム134、セシウム137の数値が測定される。
同検出器では一キロ当たり一〇ベクレル以上の放射性物質を検出できるが、今回は検出されなかった。規定値の二五〇ベクレルを超えるセシウムが検出された場合に、出荷自粛要請と原因究明のための調査が実施される。
全戸検査のあと、滋賀食肉センターに簡易検査機器が整備される十一月からは「全頭検査」に切り替える。
安全性に自信をもっていた県畜産課は今回の検査結果を受け、「安全を証明できてうれしい。消費者には安心して滋賀県産牛肉を食べてほしい」と話している。







