自民の次期衆院選1~3区候補者選び
自民党県連は十七日、県内の第一~四選挙区支部の支部長・幹事長会議を大津市内で開き、次期衆院選の候補者選びに向けて<1>十二月中旬に公募を開始し、来年二月までに支部長を決定<2>全国公募か県内公募かについて党本部と協議し、要綱を三選挙区で統一する<3>各選挙区とも候補者を選考委員会で決定し、党員投票は行わない―などを決めた。自民は二十一年の衆院選で四選挙区の全候補が敗れただけに、まさに背水の陣。そこで各選挙区の動向を追ってみた。 【石川政実】
1区 消去法で上野氏が軸に
3区 宇野治氏の長女麻由美氏急浮上
4区 油断できない武藤氏の立場
◇全県
【1区】上野賢一郎・元衆院議員(46)が知事選に出馬したため、支部長が不在になっている。民主の川端達夫・総務相(66)への挑戦でもある。
高島市の石田祐介・自民党県連幹事長(46)の待望論もあるが、家業の食品会社が忙しく困難とみられる。大津市の佐藤健司県議(38)ら若手一期(県議)トリオを推す声もあるが、いずれも当選したばかりで時期尚早か。そうなると、再び浮かび上がるのが上野氏だ。最終的に元職の上野氏と公募の新人との争いへ。
【2区】議席奪還の可能性が一番高い選挙区である。2区の支部長であった藤井勇治・元衆院議員(61)が長浜市長になり、支部長が不在に。
長浜市選挙区の川島隆二・県連政調会長(40)が確実視されている。
しかし、民主の田島一成・衆院議員(49)が地盤にする彦根市から候補者を擁立すべきとの意見も多く、獅山向洋・彦根市長と藤井・長浜市長(61)が、この三日に就任した前川恒広・彦根市教育長(56)を口説いていたとの情報が流れている。 もっとも藤井・長浜市長自身が色気を見せているとの憶測も出る始末。
【3区】支部長の宇野治・元衆院議員が引退を表明し、空白区となっている。民主の三日月大造衆院議員(40)が草津市を地盤に精力的な動きを見せているだけに、候補者選びは三選挙区の中で、最も難航が予想される。
昨年の参院選に出馬して落選した武村展英氏(39)の鞍替え説が出ているが、「草津市長選のほうがいい」との指摘もあり流動的。
そんな中にあって、ダークホース的に急浮上しているのが、宇野氏の長女の麻由美氏(32)。祖父の故・宇野宗佑・元首相の気性をそっくり引き継いでいるといわれる。
意外なところでは、元BBCのニュースキャスターや有村治子・参院議員の女性秘書らが取りざたされているが、うわさの域を出ない。
【4区】支部長は武藤貴也氏(32)に決定しており、公募はない。 ただ党本部では民主の奥村展三・文科省副大臣(67)に勝てるかの調査を実施しており、成り行き次第では振り出しに戻り、旧土山町出身の大岡敏孝・静岡県議(39)や岩永峯一元衆院議員の三男で水口青年会議所理事長の裕貴氏(38)らが浮上する可能性も残されている。







