滋賀県議会議長 宇賀 武
去る6月2日から4日にかけて、滋賀県遺族会が主催された、沖縄県「近江の塔」の追悼式典および座間味島・渡嘉敷島での追悼行事に参加して参りました。式典には、沖縄県からもお忙しい中、沖縄県議会議長様をはじめ来賓の方々にも多数ご参列いただき、照りつける太陽の中、盛大かつ厳粛に執り行われました。
「近江の塔」は、沖縄戦等における多数の戦没者に対し慰霊の誠を捧げるとともに、戦争の空しさ、悲惨さを次代に伝え、世界恒久平和の実現を誓うために、滋賀県および市町村からの補助金を受けて建立されたものです。
戦時中に召集令状いわゆる「赤紙」一枚で徴兵され、故郷に残した家族を想いながら、亡くなられた戦没者の方々の無念を思うと、万感胸に迫るものがございます。私の叔父もフィリピンのレイテ島で戦死しておりますので、より身近に感じるものがあり、この「近江の塔」を心からお祈りをさせていただきました。
また、座間味島・渡嘉敷島では、集団自決の碑などの戦跡を巡り、哀悼の意を捧げるとともに、集団自決についてボランティアガイドの方から説明をお聞きしました。アメリカ軍が島に上陸してきた際に、島民の多くの方が自ら命を絶ち、また、我が子や両親を手にかけるという、この世のものとは思えない悲劇が起こりました。
このような悲劇を二度と繰り返さないためにも、私たちは戦争の愚かさや悲惨さを子や孫にしっかりと伝えるとともに、世界に向けて発信していかなければなりません。
昨年3月に、滋賀県平和祈念館が東近江市下中野町に開館し、様々な展示や講座を通じて戦争の悲惨さや平和の尊さを学び、平和を願う心を育むための拠点となっております。この夏、是非、お子様やお孫さんを連れて、ご家族で見学していただき、平和への思いを育んでいただきたいと思います。






