蒲生産食材を使ったレシピ学ぶ
◇東近江
身近な“食”と“農”に目を向ける「JA滋賀蒲生町家の光クッキング・フェスタ」が二日、蒲生コミュニティセンター小ホールで開かれ、女性組合員ら約百人が蒲生産の農産物・加工品の可能性と魅力を再発見した。
昨年度から地域の暮らし応援活動に乗り出した滋賀蒲生町農業協同組合と農協組合員向けの月刊誌を発行している家の光協会が企画したもので、蒲生が誇る農産物・加工品と食文化に女性の知恵・力を加え、地元おこしにつなげるのがねらい。
冒頭、同組合の角清和・代表理事組合長は「このフェスタの目的は三つある。第一に、蒲生産の農産物を活用した伝統料理を見直し、地産地消について考える機会とすること。第二は、女性が交流を深めながら地元でいきいきと活動できるものと場所を作ること。第三は、今回のフェスタに手提げ袋と箸の持参をお願いしたように、マイバッグ・マイ箸・マイボトルの三つの活動から環境問題を考えること」だとし、「こうした取り組みを地道に継続することが重要であり、女性が地域で積極的かつ主体的に活動するきっかけになれば」と期待を寄せた。
初の試みとなった今回は、“健康づくりは食卓から”をモットーとする料理研究家で栄養士の河野雅子氏が、甘味の強いロケット型ミニトマトのあかねちゃんガーネットや柿の葉すしにも使用されている日本晴、錦大豆を用いた佐久良川味噌、蒲生あかねいちじくなど蒲生の食材を生かした独自のレシピを考案した。
そのレシピは、ノンオイルのごまドレッシングを溶き入れ煮る“鶏肉・ジャガイモ・タケノコのごま味噌煮”と“肉詰めいなり焼き”、“キャベツ・リンゴ・イカくんのサラダ”、青ジソとミョウガが清涼感を演出する“ジャコ・さくら漬け・香味野菜の混ぜご飯”、イチジクペーストに白餡を入れてコクを出した“いちじく水羊羹”の五品で、前日から調理を手伝った女性組合員有志約二十人が無病息災を祈願する郷土料理“水無月のぱっぱ”も作った。
同フェスタ試食会では、「ぎょうさんよんでくれはるな」と参加者も驚くほどの品数と量を提供。蒲生の魅力が詰まった六品をお腹いっぱい味わった女性たちは、身近な場所で生み出される農産物に少しの工夫を施すだけでおいしさが増し、商品化に結び付くような輝きを放つことを再認識した。








