試練を乗り越え高める“チーム力”
◇全県
bjリーグ(日本プロバスケットボールリーグ)の滋賀レイクスターズは二十一、二十二日、滋賀県立体育館で富山グラウジーズと対戦し、今年最後のホームゲームを一勝一敗で締めくくった。
絶体絶命の窮地に追い詰められた初日。出場停止のディオニシオ・ゴメス選手やけがで長期離脱中の小川伸也キャプテンに加え、第一クオーターにゴール下の要であるシェルトン・コルウェル選手が負傷退場。「タフなシチュエーションになったが、各選手が自分の役割とチームに何が必要かを考えコート上で体現し、本当にいいバスケットを見せてくれた」。
そうクリス・ベッチャーヘッドコーチが振り返るように、マーシャル・ブラウン選手が攻守の支柱となり、寺下太基選手と井上裕介選手が体を張って相手外国人選手に挑み、仲摩純平選手が陰の存在に徹してディフェンスを固め、ブランドン・フィールズ選手が持ち前のスピードを生かした攻撃で流れを引き寄せ、90対87で勝利した。
決め手は、若き司令塔・横江豊選手(24)=草津市出身=の成長と冷静な試合運び。「チーム一丸となって戦え、シーズン初めていい手ごたえを感じた。課題として練習してきた“ボールをシェアして攻める”点も良かった」と自信を深めた横江選手。ベッチャーヘッドコーチは「重要な役割を担い、影響力も出てきたので、さらにコート内外でリーダーシップを発揮してほしい」と期待を寄せる。
とはいえ、課題は、強い気持ちも含め「継続的に」自分たちのバスケに集中できるかどうか。翌二十二日にゴメス選手が三十四得点をあげる活躍を見せたものの、前日のようなチームディフェンスが影を潜め、80対95で敗れたことが物語っている。
西地区六位に転落した滋賀レイクスターズ。努力と我慢を強いられる試練の連続が確かなチーム力となり、心一つに後半を駆け上がってくれると、ブースター(ファンの呼称)は信じている。今月二十八、二十九日に敵地で群馬クレインサンダーズと対戦後、来年一月四、五日に敵地でのバンビシャス奈良戦で新年のスタートを切る。










