筋力アップに効果的!童心に返って運動チャレンジ
◇日野
高齢になるにつれて気をつけたい骨粗しょう症や関節の痛み。年に二回以上転んでしまう人は、足腰の衰えを心配する“黄色信号”とされ、福祉の現場ではいま、転ばぬ先の杖として足腰を鍛える「足育」が注目されている。そこで、楽しい交流をモットーに足育を図る日野町社会福祉協議会の『おたっしゃ教室』を覗いた。
お年寄りの転倒は骨折などの大けがになりやすく、寝たきりにつながる恐れもある。おたっしゃ教室は、介護の原因になりやすい転倒骨折や閉じこもりによる生活機能の低下を防ぐため、機能回復と外出応援を目的に始めた新しい介護予防事業で、「まずは参加してもらうこと、楽しんでもらうこと」を第一に、気軽に立ち寄れる字の会議所等を会場に週一回全十二回教室で実施している。
対象は概ね六十歳以上の人、足腰の筋力を鍛える体操や体力測定、管理栄養士、歯科衛生士による講話を聞きながら運動の大切さや楽しさを再認識する。この基本学習の終了後は三カ月間の自主活動となり、その後は、完全な自主活動として字やグループ教室が展開される。
この日訪れた猫田の会議所は、独自のスタイルを自主的に創り出したモデル的な教室終了グループで、六十歳から八十八歳までの女性たち二十四人が参加。開始三十分前にはほぼ全員が集まるほどの人気があり、「きょうは何をするのか楽しみ」「この前のお手玉が楽しかった」と童心の様な目が印象的だ。
運動指導にはサポーター養成講座の修了生が当たり、転倒防止のストレッチや、タオル・ボールを使った運動で身体をほぐした後、全員で車座になって、童謡「もしもし亀よ」「もみじ」の歌を唄いながらお手玉を回していくレクリエーションを楽しんだ。
最高齢の北西久子さん(88)は「一週間が長く感じられるほど心待ちにしています。膝は痛いけど、以前よりスッと立ち上がれるし、元気になったと思う」と効果を実感しているようすで、「あ~楽しかった」と言いながら家路に着いた。
町社協では「足を持ち上げるように意識するだけでも、ずいぶん変わります。いつまでも元気で生きがいのある生活を送ってほしい」と話しており、団塊世代以上の人なら懐かしく思う名曲「日野小唄」(ちんから峠の作詞者で同町出身の細川雄太郎作)に振付をつけた“健康体操”(町スポーツ推進委員会考案)を推進。全身の筋肉を無理なく動かしながら、まちの♪よいとこ~が楽しく唄える。








